福島の山々 >> 南東部 >> 仏具山 (670.5m)  
仏具山とはとても面白い名前である。往時は信仰の山として栄えたこと
と、この周辺には仏前に供えるミソハギが生育していることも何か因果
を感じざるを得ない。弘法大師(空海)がこの山中に仏具を納めたとい
う伝承も残っている。南麓の山玉地区には菊多七観音の一つで徳一大師
の手彫りと云われる観音堂があると聞いている。以前は山頂にあったも
のを移設したものらしい。阿武隈山地には太平洋を見渡すことができる
山が幾つかあるが、この仏具山も山頂からの太平洋の眺めが見事な山の
ひとつ。

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● マピオン ・・・・ 仏具山の周辺地図
● 国土地理院 ・・・ 1/25,000地形図:川部 
● 市町村のサイト ・ いわき市
● 観光協会等 ・・・ いわき市観光物産協会
● その他 ・・・・・ 宿泊施設・旅行・観光  登山用品
            ガイドブック
仏具山

    交通:JR常磐線「勿来」駅または「植田」駅よりタクシー利用
マイカー:林道途中に数カ所の駐車スペースあり
所要時間:小室登山口(2時間)山頂
他登山口:西側の横川目兼林道側に2箇所(長沢登山口目兼登山口

小室登山口

常磐自動車道の勿来ICを降りて国道289号線を田人方面へ左折し5分程で 四時(しとき)トンネルが見えてくる。トンネルの手前を左折するとすぐに 四時ダムに到着する。このダムは昭和59年に完成し下流の勿来や小名浜地区の 水道水や工業用水として利用されている。トイレや駐車場などもあるのでここで休憩するのもよい。 そのまま四時トンネルを抜け川平大橋を渡り小室地区に入ると間もなく 左手に蕎麦屋がありその脇に仏具山の案内板があるので案内板に従い左折して 林道へ入る。小室地区の北には四時川渓谷があり5月の新緑や11月後半の紅葉が美しい。

四時ダム 案内板 四時川渓谷
四時ダム 案内板 四時川渓谷


林道は頂上まで車で行くことも可能だが、途中何箇所か駐車スペースがあるので なるべく車を降りて歩きたい。(一番下からだと5Km程度) 但し、週末などは四駆車やオフロードバイクが林道を結構往来するので注意。 杉林が雑木林に変わりしばらくしたころ長沢湿原が右手に現れる。 小さな湿原だがキショウブやミソハギの群落があり仏具山の貴重な湿原となっている。 最近は盗掘等により荒れてきているので保護が必要と思われる。

長沢湿原1 長沢湿原2 長沢湿原3
長沢湿原1 長沢湿原2 長沢湿原3


長沢湿原から100m程登ると左手に小広い広場があり、その南側の藪の奥が 目兼登山道(沢コース)になっている。この辺まで登ってくると北側にアンテ ナ(鉄塔)が見えるようになり頂上の検討がつくようになる。ここから200 m程登ると分岐があり左は横川仏具林道、右が頂上への道となる。

目兼登山道方面 鉄塔 分岐
目兼登山道方面 鉄塔 分岐


山頂部は広いが通信施設が占拠している。通信施設手前には駐車スペースがあり、 オフロードバイク等で登って来た方々が幕営をしていることもある。 三角点の置かれた場所からは、360度見渡すことが出来る。 特に東側の太平洋の眺めはすばらしい。頂上にはツツジが群生しており 5月中旬頃が見頃。ここから北東へ100m程の所には「眺望の峰」と呼ばれる 小峰があり、そこからの眺望もよい。

通信施設と駐車スペース 山頂入口 山頂
通信施設と駐車スペース 山頂入口 山頂
柱標 三角点 眺望の峰
柱標 三角点 眺望の峰
東北東 東 東南東
東北東 東南東


仏具山は山野草の宝庫で、長沢湿原はもとより山中の随所で多くの植物が花を咲かせる。

キショウブ 花期:6月 ミソハギ 花期:7〜8月 コアジサイ 花期:6〜7月
キショウブ 花期:6月 ミソハギ 花期:7〜8月 コアジサイ 花期:6〜7月
シコクスミレ 花期:5〜6月 クルマムグラ 花期:6月 ドクダミ 花期:6〜7月
シコクスミレ 花期:5〜6月 クルマムグラ 花期:6月 ドクダミ 花期:6〜7月

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長沢登山口

横川仏具林道の始点から登るコース。急な登りは無いが始点から登ると4km程あり 1時間30分程を要する。車で頂上まで登ることも可能だが、途中何箇所か駐車スペ ースがあるので、適当な場所に車を駐車して歩きたい。

[ 登山口へのアクセス ]

四時川渓谷近くにある横川第二発電所から林道(与太郎林道)を南へ600m程行くとT字路 があるので左折し長沢橋を渡り与太郎林道から横川目兼林道へ入る。(仏具山の小さ な案内板あり)次に、横川目兼林道へ入ってから600m程行くとまたT字路がある ので左折すると横川仏具林道の始点(登山口)。(ここにも仏具山の小さな案内板がある)

T字路(長沢橋を渡る) 登山口(横川仏具林道の始点) 登山道(横川仏具林道)
T字路(長沢橋を渡る) 登山口(横川仏具林道の始点) 登山道(横川仏具林道)

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目兼登山口

沢沿いのコースで横川目兼林道の目兼地区から登り、長沢湿原近くの広場に出る。 国土地理院の2万5千図や5万図にも破線で掲載されているコースだが、現在は 利用する人も少なくなっている。赤ペンキによる目印が所々残っているのでそれ に従って沢沿いに歩けば迷うことは少ないが、一部不明瞭な箇所や少し藪となっ ている箇所もあるので登山に慣れない方は利用しない方が無難。

[ 登山口へのアクセス ]

四時川渓谷近くにある横川第二発電所から林道(与太郎林道)を南へ600m程行くとT字路 があるので左折し長沢橋を渡り与太郎林道から横川目兼林道へ入る。(仏具山の小さ な案内板あり)次に、横川目兼林道へ入ってから600m程行くとT字路(長沢登山 口)があるが、ここからさらに1500m程行った所にある沢が登山口。(案内板なし)

登山口 沢沿いの登山道1 沢沿いの登山道2
登山口 沢沿いの登山道1 沢沿いの登山道2

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