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尾瀬の福島側の拠点となる桧枝岐村には多くの温泉・キャンプ場・旅館・民宿がある。
日本百名山のひとつ会津駒ヶ岳の登山口もここにある。
桧枝岐村中心部からさらに国道352号線を南進し、キリンテキャンプ場や七入を過ぎて暫くすると福島県側の拠点となる御池。
大きな駐車場や宿泊施設(御池ロッジ)、売店(山の駅)があり賑わいを見せる。御池駐車場の西端ゲートが御池登山口。
[ 参考 ] ■平成19年度より御池〜沼山峠は一般車両通行禁止になりました。シャトルバス利用(大人片道600円)となります。
■見晴新道(尾瀬ヶ原の見晴〜燧ヶ岳の柴安ー)は台風や大雨の影響を受けやすいので、最新情報に注意してください。
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ダケカンバ林を少し進むと燧ヶ岳と見晴地区の分岐。ここで南進する。登山道は濡れて苔むした石が多く滑りやすい。
7月中旬、ミズバショウは名残り咲き程度。急登に汗を流すが45分くらいで広沢田代の湿原に到着する。
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広沢田代を通過して南進。次第に斜度が急になり、4合目と5合目の看板を通り過ぎる。
北側を振り返ると広沢田代と会津駒ヶ岳の景色がいい。
広沢田代より45分程で熊沢田代の湿原。7月中旬、ヒメシャクナゲが名残り咲き。
湿原の中央に木道を挟んで大きな池塘が2つあり、空が映る池塘の先には名峰を遠望できる。
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熊沢田代を通過するとまた次第に斜度が急になる。
7月中旬、7合目〜8合目にはまだ残雪があるので滑らないように慎重に登る。
北側を振り返ると熊沢田代と会津駒ヶ岳の景色がいい。熊沢田代の1段下には広沢田代も遠望できる。
熊沢田代から1時間くらいで9合目。東側に田代山や帝釈山、釈迦ヶ岳を望める。
9合目から、15分くらいで俎ー(まないたぐら)山頂。
二等三角点の標石(2346.0m)があり、尾瀬沼の眺めがとてもいい。
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俎ーから柴安ー(しばやすぐら)へは20分程。岩場を一度下ってから上り返す。
柴安ー(2356m)には燧ヶ岳山頂の碑があり、尾瀬ヶ原の全容を見渡せる。
柴安ーで大休憩したら俎ーに戻り、尾瀬沼を目指す。7月中旬、残雪を散見する。
10分ほど下ると平坦になりサンカヨウとキヌガサソウの花が見頃だった。
少し進むと長英新道とナデッ窪の分岐点(8合目)。
7月中旬、ナデッ窪は残雪のためまだ通行禁止だった。
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8合目でナデッ窪を右に見送り、長英新道を南進。
長英新道はぬかるんだ箇所が多いので、防水性の高い靴がお勧め。
2時間ほど下ると尾瀬沼の周回コースに出合う。
尾瀬ヶ原や沼尻地区への道を右に見送り、左へ進む。10分くらいで三本カラマツ。
ここから5分ほどで尾瀬沼ビジターセンターと長蔵小屋。
尾瀬沼の畔からの燧ヶ岳の眺めがいい。
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帰りは大江湿原を経由して沼山峠休憩所を目指す。7月中旬、レンゲツツジやコバイケソウ、ワタスゲの果穂が見頃。
タテヤマリンドウも散見。ニッコウキスゲは咲き始め。
大江湿原の花々を鑑賞した後は40分ほどで沼山峠休憩所。シャトルバスを利用して御池駐車場に戻る。
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