福島の山々 >> 北東部 >> 木幡山 (666.3m)  
川俣町と旧・東和町(合併して二本松市)の境界に位置し、900余年
の伝統を誇る「木幡の幡祭り」(毎年12月第1日曜日)で有名な山。
幡祭りは正式名を「羽山籠りと木幡の幡祭り」といい、白旗を先頭にし
て木幡小をスタート、木幡郵便局、一の鳥居、二の鳥居、隠津島神社い
う道順でほら貝を吹きながら列を成して歩く祭り。山中には国指定の天
然記念物「木幡の大杉」や花崗岩に線刻された三十三観音、山上には経
塚群などがあり長い歴史を感じる。木幡山の見事な杉と松は昭和60年
に「ふくしま緑の百景」に選定されている。

● 福島の山々 ・・・ 北東部の地図はこちら  登山ルート
● マピオン ・・・・ 木幡山の周辺地図
● 国土地理院 ・・・ 1/25,000地形図:川俣
● 市町村のサイト ・ 川俣町  二本松市
● その他 ・・・・・ 宿泊施設・旅行・観光  登山用品
            ガイドブック
木幡山
うつくしま百名山 ふくしま遊歩道50選

    交通:●JR東北本線「福島」駅より福島交通バス利用(川俣にて乗り換え)「不動坂」下車
      徒歩30分で隠津島神社手水舎近くの駐車場
     ●JR東北本線「二本松」駅より福島交通バス木幡行き「田谷」下車
      徒歩20分で一の鳥居・治陸寺
マイカー:手水舎近くの駐車場又は二の鳥居近くの駐車場を利用
所要時間:手水舎近くの駐車場(30分)山頂(20分)手水舎近くの駐車場
他登山口:福沢羽山経由(大網木登山口大畑登山口日吉神社登山口)など
 山開き:毎年4月29日頃(木幡山・福沢羽山)(日程は変更になる場合もあります)
     ※問い合わせ先は、川俣町福沢公民館(024-565-3625)
     ※福島県内の山開き日程の一覧

隠津島神社登山口 (登山口標高:520m、所要時間:山頂まで30分)
国道349号線川俣町不動坂付近より林道「桜畑木幡線」を西に1km程入ったところが 登山口(隠津島神社の駐車場)。手水舎やトイレ、案内板、ふくしま緑の百景「木幡山のスギとマツ」の石碑がある。 長い階段を登ると東屋があり吾妻・安達太良山連峰(西側)の眺めが見事。

木幡林道 手水舎近くの駐車場(隠津島神社) 羽山登山案内マップ
木幡林道 手水舎近くの駐車場(隠津島神社) 羽山登山案内マップ
木幡山経塚群案内図 木幡山三十三観音の案内図 吾妻・安達太良連峰を望む
木幡山経塚群案内図 木幡山三十三観音の案内図 吾妻・安達太良連峰を望む


東屋から少しで「門神社」と「木幡の大杉」がある。大杉は数本の支え木と特殊樹脂で治療された跡が 痛々しいが樹齢800年といわれるだけあって貫禄がある。門神社は隠津島神社の旧本殿だった ようである。参道をまた少し登ると県の重要文化財に指定されている「三重塔」が建っている。少々痛んではいるが なかなか立派な建築物である。「三重塔」脇の石段を登ると「本殿」、石段途中左手が「医薬神社」。 本殿の左手を通り抜けた所の少し下には「鐘楼」と「社務所」がある。

門神社と木幡の大杉 三重塔 医薬神社
門神社と木幡の大杉 三重塔 医薬神社
隠津島神社・本殿 社務所 鐘楼
隠津島神社・本殿 社務所 鐘楼


山中の花崗岩には線刻による観世音菩薩が三十三体のあるので時間があれば巡礼するのもよい。 (手水舎の所にある案内図だけでは判り難いので詳しい人と同行しないと全て見て回るのは難しいだろう。) 本殿の少し上には大小様々な神社が建ち並んでいるが、 そこから経塚の小さな案内標識を頼りに経塚のある尾根へ登る。

正観世音菩薩 千手観世音菩薩 経塚への指道標
正観世音菩薩 千手観世音菩薩 経塚への指道標
登山道 経塚(西端の立石) 木幡山経塚群の案内板
登山道 経塚(西端の立石) 木幡山経塚群の案内板


経塚(お経を埋めた塚)は尾根上に6基が東西一列に並んでいる。円形・方形があり、1基の 大きさは径2m前後、高さ1m前後。案内板によると、経文を埋納した容器等の完全なものは盗掘で 失われたが、外筒片、和鏡片、刀子、古銭、須恵器、土師器などが多数出土した12世紀頃の宗教 遺跡で、銅経筒と石製外筒が奈良国立博物館に保存されているとのこと。

経塚1 経塚2 経塚3
経塚1 経塚2 経塚3
経塚4 経塚5 経塚6
経塚4 経塚5 経塚6


経塚から10分程北に行き、杉林から松林に変わって直ぐが山頂。二等三角点がある。 残念ながら展望はない。道端には蝮に似ていることでその名がついた 「まむし草(テンナンショウ)」が花を咲かせていた。 山頂から北へは羽山(福沢)への縦走路がある。 500m程の距離なので体力と時間に余裕があれば合わせて登りたい。

登山道(経塚→山頂) まむし草 山頂
登山道(経塚→山頂) まむし草 山頂


帰りは隠津島神社の手水舎がある駐車場まで戻る。 体力と時間に余裕があれば、一の鳥居と治陸寺(じろくじ)を目指して参道を下るのもよいだろう。 往復50分くらいである。一の鳥居の松は大変立派なもので旧・東和町の文化財に指定されている。

参道 遥拝殿 案内図
参道 遥拝殿 案内図
二の鳥居 一の鳥居 治陸寺
二の鳥居 一の鳥居 治陸寺

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大網木登山口 (登山口標高:480m、所要時間:羽山山頂まで20分)

国道349号線に近年開通した口太山トンネル(バイパス)の北側入口付近より旧国道へ入る。 500mほど進むと林道「大栗」線への分岐があるので右折して林道を進む。 2km余り進むと左手に大網木登山口がある。 最初は踏み跡を登ってゆく。50mくらい登ったら、右側の尾根に取りつく。 尾根上の快適な直登コース。左側は杉や桧が植林された林で、右側は雑木林となっている。 登山口から20分ほどで、羽山山頂。木幡山山頂へは、羽山山頂から500mほど南進する。

林道「大栗」線 大網木登山口 駐車スペース
林道「大栗」線 大網木登山口 駐車スペース
踏み跡 尾根上の登山道 山頂直下
踏み跡 尾根上の登山道 山頂直下

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大畑登山口 (登山口標高:480m、所要時間:羽山山頂まで30分)

大綱木登山口からさらに1km余り北へ進むと大畑登山口。案内板や大きな駐車場がある。 駐車場は「羽山下駐車場」という名前が付けられている。東側には花塚山の南北に長い小連山の眺めがよてもよい。 ここからの登山道は塹壕のような堀切された道を登ってゆく。幅広い道だが雨上がりなどは少々滑りやすいので注意が必要。 30分ほどで福沢羽山の山頂手前の羽山神社の鳥居の所に出る。

大畑登山口、羽山下駐車場 案内図 花塚山方面(東北東)
大畑登山口、羽山下駐車場 案内図 花塚山方面(東北東)

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日吉神社登山口 (登山口標高:440m、所要時間:羽山山頂まで40分)

大畑登山口を過ぎて広域農道からの道を右に見送り砂利道の林道をさらに1kmほど進むと左手に日吉神社が見えてくる。 案内板とマイカー3〜4台くらいの駐車スペースがある。細い石段を登ると神社の拝殿。拝殿に向かって右手には目洗清水。 目の病気に御利益があるそうである。登山道は拝殿に向かって左手に延びている。 杉林の中を登るとすぐに左側が伐採されて開けており西〜北側の眺めがよい。円錐形の千貫森や台形の女神山が印象的。 竹藪の目立つ尾根に上がると手書きの指道標がある。ここで進路を90度右へ変えて南進する。 少し登ると尾根の分岐点。「山の神」の指道標と石碑がある。

日吉神社登山口(遠景) 日吉神社登山口 案内図
日吉神社登山口(遠景) 日吉神社登山口 案内図
日吉神社 目洗清水 登山道
日吉神社 目洗清水 登山道
西(吾妻連峰) 北西(福島市、千貫森) 北(女神山、蔵王連峰)
西(吾妻連峰) 北西(福島市、千貫森) 北(女神山、蔵王連峰)
指道標 山の神 石碑
指道標 山の神 石碑


「山の神」から10分ほどで右手にこんもりとした盛り土が見えてくる。 「羽山塚」である。「羽山塚」からさらに10分ほどでツツジの群生地となり頭上が開ける。 群生地の直ぐ上に羽山神社がある。鳥居の先に北側へ延びる道は、大畑登山口へ至る。 西側の展望がとてもよく、展望指示図や丸太があり広々としているので大休憩によい。

羽山山頂を望む 北東方向の眺め 羽山塚
羽山山頂を望む 北東方向の眺め 羽山塚
ツツジの群生 羽山神社 鳥居(大畑登山口方面)
ツツジの群生 羽山神社 鳥居(大畑登山口方面)
西(安達太良連峰、吾妻連峰) 北西(福島市、千貫森) 北(女神山、蔵王連峰)
西(安達太良連峰、吾妻連峰) 北西(福島市、千貫森) 北(女神山、蔵王連峰)


羽山神社の南側には隠津島神社と蔵王経塚への指道標が立っている。 200mほど南へ進むと福沢羽山の山頂。ここも西側の眺望がよい。 木幡山山頂はここから500mほど南となる。尾根上の縦走路気分の登山を楽しみたい。

指道標 登山道 羽山山頂方面
指道標 登山道 羽山山頂
指道標 西側の展望 南側に木幡山
指道標 西側の展望 南側に木幡山


    [参考] 毎年12月の第1日曜日には木幡の幡祭りが行われている。 950年余り昔の前九年の役(1055年)に由来し、現在の形式で幡祭りが行われるようになってからも100年以上の歴史を有するという。 日本三大旗祭りのひとつで、国の重要無形民俗文化財に指定されている。 山麓の木幡第一小学校から一の鳥居を通って中腹の隠津島神社に至る古式ゆかしい色鮮やかな幡行列は見ごたえあり。 参宿所手前の児童公園脇には遊歩道50選・木幡山散策コースの看板や各種案内板があるので参考にしたい。

参宿所手前の看板 幡行列の交通案内く 木幡の幡祭りの由来
参宿所手前の看板 幡行列の交通案内 木幡の幡祭りの由来
大将、宮司、権立 国旗の後に各堂社が続く 三重塔前で拝礼
大将、宮司、権立 国旗の後に各堂社が続く 三重塔前で拝礼
長い階段を一気に駆け上がる 白旗を先頭に色鮮やかな幡行列階 段上で待ち構えるカメラマン達
長い階段を一気に駆け上がる 白旗を先頭に色鮮やかな幡行列 階段上で待ち構えるカメラマン達



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