福島の山々 >> 北東部 >> 口太山 (842.6m)  
川俣町と二本松市の旧:東和町との境界に位置し、どっしりとした存在
感のある霊峰。山名の由来は諸説あるが、一つには「朽ち人山」が訛っ
たものでその昔は姥捨て山だったとする説もある。棄老伝説の真偽は定
かではないが、かつては冷害による飢饉が度々襲った厳しい地域だった
と言えるだろう。今は麓にキャンプ場もあり、毎年5月(第2日曜日)
には山開きが盛大に行われ、地元の人々から愛される山となっている。
針道登山口(夏無沼登山口)の近くにある夏無沼はふくしま水百選(湖
沼)にも選定され、アヤメの名所として知られる。

● 福島の山々 ・・・ 北東部の地図  登山ルートと放射線量マップ
● マピオン ・・・・ 口太山の周辺地図
● 国土地理院 ・・・ 1/25,000地形図:川俣 
● 市町村のサイト ・ 川俣町  二本松市
● 観光協会等 ・・・ 二本松観光協会
● その他 ・・・・・ 宿泊施設・旅行・観光  登山用品
            ガイドブック
口太山
うつくしま百名山

    交通:JR東北本線「福島」駅より福島交通バス利用(川俣にて乗換)「不動坂」下車 徒歩25分
マイカー:登山口の駐車スペースを利用
所要時間:川俣町大綱木登山口(1時間)山頂(50分)川俣町大綱木登山口
他登山口:二本松市の旧:東和町側に針道(夏無沼)登山口がある(こちらの方が手軽)
 山開き:毎年5月第2日曜日(日程は変更になる場合があります)
          ※問い合わせ先は、川俣町大綱木公民館(024-566-5900)
     ※福島県内の山開き日程の一覧


川俣町大綱木登山口 (登山口標高:約510m、所要時間:山頂まで60分)

国道349号線川俣町大網木地区からさらに東和町方面へ少し南下した不動坂付近(看板あり)より 林道を南東に1km程入ったところが登山口。 正面が「猿の首取りコース」(通常コース)、右手が「石尊神社コース」(上級コース)。 石尊神社コースは猿の首取りコースよりも急登が多い。 今回は、石尊神社コースを上り、猿の首取りコースを下りとした。

大綱木登山口 登山口(上級コース) 登山道
大綱木登山口 登山口(上級コース) 登山道


登山口から1時間ほどで石尊神社が見えてくる。ここまで来ると山頂は一投足。 登山道脇には高山植物が咲き疲れを忘れさせてくれる。

石尊神社 ヒトリシズカ ニリンソウ
石尊神社 ヒトリシズカ ニリンソウ


三等三角点のある山頂は小広く芝で覆われている。ツツジやスズランが地元の方々により植えられており花の時期(5月)はきれい。 展望は南西側〜北側が開けており手前には幡祭りで有名な木幡山、遠くには吾妻連峰や安達太良連峰、那須連峰、蔵王連峰などを望むことが出来る。

[参考] ■2001年1月に10kmほど南の麓山(羽山)の山頂から 富士山が確認されて「富士山の見える北限の山」となったが、 麓山より北で可能性が残されているのは、ここの口太山と北東方向7kmくらいに位置する花塚山。 ■シミュレーションによると、富士山の方角は215度前後(八溝山と茶臼岳の中間くらい)と思われる。 12月〜2月頃の空気の安定した透明度の高い日が適期。 写真撮影するには最低でも35mmカメラ換算で300mmくらいの望遠レンズとしっかりした三脚が必要ではないだろうか。 シミュレーション画像は35mmカメラ換算で35mm、300mm、1000mmの場合。 興味のある方は富士山を遠望できる福島県内の山々もご参考にどうぞ。

[追記 2017.1.21] 川俣町の菅野さん(58)と斎藤さん(69)、宮城県丸森町の大槻さん(58)のグループが、 花塚山の山頂から富士山の撮影に成功した。 2017年1月16日に日本地図センターが富士山に間違いないことを発表した。 菅野さんが2016年11月26日午前7時ごろに撮影した写真や 過去にグループが撮影した日付の異なる数枚の写真を日本地図センターが地図アプリ「カシミール3D」で確認した。 グループは2010年から撮影に挑戦し、11月26日は菅野さんにとって55回目の挑戦だったという。 (1月17日付の毎日新聞、福島民報、福島民友より)

山頂 木幡山、吾妻・安達太良連峰(西) スズラン
山頂 木幡山、吾妻・安達太良連峰(西) スズラン
シミュレーション画像 (35mm) シミュレーション画像 (300mm) シミュレーション画像 (1000mm)
シミュレーション画像 (35mm) シミュレーション画像 (300mm) シミュレーション画像 (1000mm)


山頂で眺望を楽しんだら「猿の首取りコース」(通常コース)を下る。 その昔、山陰中納言という方がこの山で猿に化けた山賊に襲われた時、 突然白鹿があらわれ命を救ったが、その時猿の首を取った所が「猿の首取」、 中納言が隠れた岩穴が「乳子岩」、猿が滑り落ちた滝が「猿滑りの滝」と云われる。

猿の首取 乳子岩 猿滑りの滝
猿の首取 乳子岩 猿滑りの滝

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針道(夏無沼)登山口 (登山口標高:約710m、所要時間:山頂まで25分)

二本松市側は夏無沼近くに登山口がある。 口太山トンネル近くから林道「笹ノ田大沢」線に入る。 舗装された林道を3km弱進むと「見晴らし台」。南側の展望が良い。 「見晴らし台」から500mほど進むと夏無沼と出合う。駐車場の他、キャンプ場やバンガローなども整備されている。

林道入口 林道「笹ノ田大沢」線 見晴らし台
林道入口 林道「笹ノ田大沢」線 見晴らし台
夏無沼出合い 夏無沼から望む口太山 解説板
夏無沼出合い 夏無沼から望む口太山 解説板


夏無沼から100mほど進むと右手に「わんぱく広場」が見えてくる。 車道を挟んでその向かい側に大きな駐車場がある。 駐車場から指道標に従い北進する。100mほどで登山道を示す石碑が置かれている。 ここで林道の支線へ入る。少し登っていくと記帳台が設置されている。記帳台から50mほどで西口登山口。 ここからさらに800mほど東進すると南口登山口。 今回は西口から上り、南口へ下ることとする。

わんぱく広場 駐車場 登山口を示す石碑(左へ)
わんぱく広場 駐車場 登山口を示す石碑(左へ)
記帳台 西口登山口 なだらかな登山道
記帳台 西口登山口 なだらかな登山道


西口登山口からなだらかな登山道をゆっくり15分ほど登ると南口コース分岐。 途中、休憩ベンチが何箇所か設置されている。南口コース分岐からは3分ほどで山頂。 山頂で大休憩したら南口登山口へ下る。南口登山口からは広い林道を西進して駐車場へ戻る。

南口コース分岐(振り返って) 指道標 山頂
南口コース分岐(振り返って) 指道標 山頂
南口登山口 指道標 林道を西進
南口登山口 指道標 林道を西進

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