福島の山々 >> 北東部 >> 国見山 (563.7m)  
南相馬市原町区の西側に位置し、古くから地元の人々に親しまれてきた
名峰。天気が良ければ山頂から太平洋を眼下に望むことができる。沢コ
ースの途中には雨乞滝と呼ばれる滝がある。昔は旱魃時に祈願に登った
ことだろう。2002年度には国見山森林公園(生活環境保全林)とし
て林道や歩道、バーゴラ、案内板、指道標などが整備されて登り易くな
った。4月上旬のカタクリやイワウチワを皮切りに、10月頃まで多種
多様な植物が道端に花を咲かせるのでそれを楽しみに登るのも良い。

● 福島の山々 ・・・ 北東部の地図  登山ルート
            読者からの登山情報など
● マピオン ・・・・ 国見山の周辺地図
● 国土地理院 ・・・ 1/25,000地形図:原町 
● 市町村のサイト ・ 南相馬市
● 観光協会等 ・・・ 原町観光協会
● その他 ・・・・・ 宿泊施設・旅行・観光  登山用品
            ガイドブック
国見山
うつくしま百名山

    交通:JR常磐線「原ノ町」駅よりタクシーを利用
マイカー:高ノ倉ダム公園入口に広い駐車スペースがある
所要時間:高倉登山口(1時間10分)山頂(50分)高倉登山口
他登山口:東側の押釜林道から登る押釜登山口や、南側(横川ダム側)から登る赤根登山口からの利用が多い

高倉登山口 (登山口標高:約165m、所要時間:山頂まで1時間10分)

高ノ倉ダム公園入口近くの階段が登山口。週末は比較的訪れる人も多いが、比較的広い駐車場があるので安心。 高倉登山口から15分くらいで取水堰。登山道は取水堰を過ぎた辺りから沢伝いとなる。 夏場は涼を感じるのでよいだろうが、快適な登山とするために靴は防水性の高いものを履いていきたい。 他の大部分の植物が花を咲かせない12月に、生き生きとした緑色の葉と白い花を咲かせるのはヤツデ。 他の多くの植物より受粉時期を大きく遅らせる戦略が興味深い。

高ノ倉ダム公園 高ノ倉ダム 高倉登山口
高ノ倉ダム公園 高ノ倉ダム 高倉登山口
快適な登山道 ヤツデ 取水堰
快適な登山道 ヤツデ 取水堰
沢沿いの登山道 案内板とバーゴラ 案内板
沢沿いの登山道 案内板とバーゴラ 案内板


取水堰から15分ほど登ると雨乞滝への分岐となる。 小沢に沿って100m程行った所にあるので出来れば寄ってみたい。踏み跡はしっかりしているが、登山者が少ない時期は少々薮を漕ぐ場合もあるので注意。 2002年度に雨乞滝の直ぐ上を国見山林道が開通した。 林道周辺に不法投棄が目立つのは国見山に限らないが、雨乞滝直下の沢にも不法投棄されたゴミが多かったのが残念。 雨乞滝への分岐から10分ほどで、沢沿いに山頂を目指す管理歩道1号線と、眺めの丘へ至る4号線の分岐。

[参考] 登山道沿いの湿気のある薄暗い所では、葉緑素の無いギンリョウソウ(別名:幽霊茸)が目立つ。 最近あまり見なくなった川トンボも夏場に登れば沢コースで結構見かける。

沢沿いの登山道 雨乞滝への指道標 雨乞滝(高倉登山口から30分)
沢沿いの登山道 雨乞滝への指道標 雨乞滝(高倉登山口から30分)
管理歩道4号線と1号線の分岐 管理歩道4号線 管理歩道1号線(沢コース)
管理歩道4号線と1号線の分岐 管理歩道4号線 管理歩道1号線(沢コース)


沢コース(管理歩道1号線)を5分ほど登ると国見山林道のガードレールが見えてくる。 そのままガードレールの間から国見山林道へ出ると林間コース(管理歩道3号)と出合う。 どちらを選択してもよいが、このまま沢コース(管理歩道1号線)を登ることとする。 暫くすると沢から離れ、山頂をトラバースするような道へ変わる。 国見山林道の所から20分ほどで、直登コース(管理歩道2号線)とゆっくりコースの分岐。 バーゴラがあるので小休止するのによい。 バーゴラ前には眺めの丘や押釜登山口方面への分岐もあるので間違わないようにしたい。

国見山林道の直下へ出る 管理歩道3号線と1号線の分岐 現在位置
国見山林道の直下へ出る 管理歩道3号線と1号線の分岐 現在位置
管理歩道3号線 管理歩道1号線 雑木林の中の快適な登山道
管理歩道3号線 管理歩道1号線 雑木林の中の快適な登山道
山頂をトラバース気味に登る 眺めの丘や押釜方面への分岐 のんびりコースと直登コースの分岐
山頂をトラバース気味に登る 眺めの丘や押釜方面への分岐 のんびりコースと直登コースの分岐


直登コースを10分ほど登ると尾根に至る。 ここでのんびりコースを左から合わせる。山頂へは右へ50mほど。 左へ50mほどの所には反射板跡(ベンチ)がある。 山頂は東側が刈り払われており、太平洋の美しい海原を望める。 正面に見える白い煙突のある建物は東北電力の原町火力発電所。

直登コースを登る のんびりコースと出合う 指道標(山頂まで50m)
直登コース(歩道2号線)を登る のんびりコースと出合う 指道標(山頂まで50m)
山頂 三等三角点 石垣
山頂 三等三角点 石垣
北東(南相馬市鹿島区) 東(南相馬市原町区) 南東(南相馬市小高区)
北東(南相馬市鹿島区) 東(南相馬市原町区) 南東(南相馬市小高区)


山頂の眺望を楽しんだら、のんびりコースを下ることとする。100mほど下るとベンチが並んでいる。 かつては災害時通信用の反射板が建っていた所。 展望はあまりないが、山頂が混雑している時などはここで大休止するのもよいだろう。 反射板跡地から10分弱下ると簡易トイレ。その先に山神の鳥居と祠。 ここから山頂をトラバースするように進み、横川ダム(赤根登山口)方面へのコースを右手に見送るとやがてバーゴラのある直登コース分岐地点へ戻る。

ベンチ(反射板跡) 簡易トイレ 指道標
ベンチ(反射板跡) 簡易トイレ 指道標
山神 山頂をトラバースする登山道 横川ダム(赤根登山口)方面分岐
山神 山頂をトラバースする登山道 横川ダム(赤根登山口)方面分岐


眺めの丘を目指し、直登コース分岐のバーゴラの近くから東へ延びる道を下る。 5分ほど下ると案内板とバーゴラがあるので、小休止して現在位置を確認しよう。 押釜登山口から21番の指道標もここにある。 ここから700mほど下ると多目的広場。途中、管理歩道3号線を左に見送る。 多目的広場にはトイレもあるので便利。トレイ脇から管理歩道5号線を50mほど登ると、眺めの丘。 ここからも東側の眺めがよい。

直登コース分岐へ戻る 眺めの丘を目指し東側の道へ 案内板とバーゴラ
直登コース分岐へ戻る 眺めの丘を目指し東側の道へ 案内板とバーゴラ
直登コース分岐へ戻る 眺めの丘を目指し東側の道へ 押釜登山口から21番の指道標
現在位置 指道標 押釜登山口から21番の指道標
管理歩道3号線を左に見送る 指道標 国見山林道へ出る(左へ)
管理歩道3号線を左に見送る 指道標 国見山林道へ出る(左へ)
多目的広場(駐車場) トイレ 眺めの丘
多目的広場(駐車場) トイレ 眺めの丘


眺めの丘から高倉登山口を目指し、管理歩道5号線を下る。途中、高ノ倉ダムの眺めがよい。 国見山林道に出るので、渡ると管理歩道4号線。往路で左手に見送った道である。 谷止工(No.3)の脇を過ぎると往路に使った高倉登山口からの沢コースに出合う。 ここから10分ほど下ると取水堰。取水堰から5分ほどで高倉登山口へ戻る。

高ノ倉ダムを望む 管理歩道5号から4号へ 指道標
高ノ倉ダムを望む 管理歩道5号から4号へ 指道標
管理歩道4号 谷止工(No.3) 取水堰
管理歩道4号 谷止工(No.3) 取水堰

このページのトップへ

押釜登山口 (登山口標高:約100m、所要時間:山頂まで1時間20分)

押釜林道の起点より80mほど入った所が押釜登山口。 ここで押釜林道を右に見送り、左手の作業道を登ってゆく。 茶色の鉄板に「1」と書かれた指道標がある。 ここから山頂までは3.5kmくらいである。概ね100m間隔に設置されているので参考にしたい。 200mほど登ると灌漑用水の隧道がある。

押釜林道起点 看板 押釜登山口(林道を右に見送る)
押釜林道起点 看板 押釜登山口(林道を右に見送る)
1番の指道標 押釜1号隧道 押釜1号隧道
1番の指道標 押釜1号隧道 押釜2号隧道


登山口から10分くらい登ると観音霊水。 小広い駐車スペースがある。オフロード四駆であれば苦も無くここまで登れるだろう。 ここで喉を潤し、登山の無事を祈って登り始める。 作業道を左に見送り直進すると杉林の入口付近に「3000m」と書かれた指道標がある。 「七曲り八坂」や「つづら坂」と名付けられた急登が終わり快適な尾根道に変わると「望湖台」。 高ノ倉ダムを望むことが出来る。

観音霊水 作業道を左に見送り直進 杉林の中へ
観音霊水 作業道を左に見送り直進 杉林の中へ
指道標(山頂まで3000m) 七曲り八坂の看板 つづら坂
指道標(山頂まで3000m) 七曲り八坂の看板 つづら坂
つづら坂の看板 望湖台 高ノ倉ダムを望む
つづら坂の看板 望湖台 高ノ倉ダムを望む


「望湖台」付近の尾根道には、イワウチワとショウジョウバカマが随分見られた。 気候にもよるが4月中旬頃に登れば両方の花を楽しめるだろう。 登山口から40分ほど登ると15番の指道標があり、馬場登山口からの道を左から合わせる。 さらに3分ほど登ると16番の指道標があり、多目的広場近くの国見山林道に出る。 道路を挟んで直ぐ向かい側には「山頂まで1.4km」の指道標がある。 ここから40分位で山頂に至る。

イワウチワとショウジョウバカマ 尾根上の登山道 15番の指道標
イワウチワとショウジョウバカマ 尾根上の登山道 15番の指道標
押釜登山口への指道標 馬場登山口への指道標 押釜・馬場分岐点(振り返って)
押釜登山口への指道標 馬場登山口への指道標 押釜・馬場分岐点(振り返って)
16番の指道標 多目的広場近くの林道へ出る 指道標(山頂まで1.4km)
16番の指道標 多目的広場近くの林道へ出る 指道標(山頂まで1.4km)

このページのトップへ

赤根登山口 (登山口標高:約300m、所要時間:山頂まで1時間)

横川ダムの赤根大橋から北西に延びるアスファルト舗装された広い車道を終点まで入る。 終点は採石場跡地となっており、広い駐車スペースがある。 ここが赤根登山口。山頂まで約1時間(1000m)の看板がある。 ここからスイッチバックするように北側に延びるコンクリート舗装された作業道を登ってゆく。 コンクリート舗装は直ぐに終わり、砂利道に変わる。200mほど進むと作業道を沢の水が流れ、洗掘されて荒れている。 オフロード四駆でも登山口に駐車した方が無難だろう。

赤根登山口 看板 コンクリートの舗装路
赤根登山口 看板 コンクリートの舗装路
左下の沢に小さな滝 指道標 沢のように水の流れる作業道
左下の沢に小さな滝 指道標 沢のように水の流れる作業道


登山口から15分ほど登ると作業道は右へ曲がるが、国見山山頂へは真っ直ぐの踏み跡を登ってゆく。 手書きの看板が置かれている。 さらに5分ほど登ると道は二俣に分かれるので、指道標の矢印に従い左へ進む。 登山口から30分ほどで管理歩道1号線と出合う。ここから30分ほどで山頂に至る。 直登コース(管理歩道2号線)は右、のんびりコースは左へ進む。

作業道右カーブ地点を直進 手書きの看板 分岐点(左へ)
作業道右カーブ地点を直進 手書きの看板 分岐点(左へ)
分岐点に置かれた指道標 管理歩道1号線と出合う 指道標(山頂まで950m)
分岐点に置かれた指道標 管理歩道1号線と出合う 指道標(山頂まで950m)

このページのトップへ


山頂からの360度パノラマ展望シミュレーション (A4印刷対応はこちら



copyright     Initialized : January, 2008.