福島の山々 >> 南東部 >> 明神山 (752.0m)  
明神山という山名は全国的に多く見られる。福島県内では天栄村にも明
神山(548m)があるが、当ページでご紹介するのはいわき市田人町の明神
山。田人地区のシンボル的な存在で古くから登られてきた名峰。明神と
いう名前を冠するとおり歴史ある里山で、登山口には多祁神社の鳥居と
里宮、山頂直下には奥ノ院がある。登山道の随所に指道標や赤ペンキな
どの目印があり、踏み跡もしっかりしているので家族連れにもお勧め。
登山口も幾つかあるので体力や時間に応じて選択できる。

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● 国土地理院 ・・・ 1/25,000地形図:上平石 
● 市町村のサイト ・ いわき市
● 観光協会等 ・・・ いわき市観光物産協会
● その他 ・・・・・ 宿泊施設・旅行・観光  登山用品
            ガイドブック
明神山
うつくしま百名山

    交通:JR常磐線「勿来」駅または「植田」駅よりタクシー利用
マイカー:常磐自動車道「勿来」ICより西へ10Km余り(車で20分程)
     県道71号線の田人町荷路夫地区にある鳥居とNTT通信施設が目印
     (3台程度の駐車スペースあり)
所要時間:多祁神社登山口(40分)夫婦杉(20分)山頂
他登山口:間明沢登山口根室登山口和再松木平登山口


多祁神社登山口(登山口標高:約440m、所要時間:山頂まで1時間)

県道71号線(勿来・浅川線)のいわき市田人町荷路夫(にちぶ)にある鳥居と石段、NTTの施設が目印。 車が3台ほど駐車可能なスペースがある。 石段を登ると多祁神社(たきじんじゃ)の拝殿(里宮)がある。 登山の安全を祈願したら、拝殿に向って左奥にある登山口より登山開始。 登山口には地元の有志の方たちが立てた思われる登山口の標識がある。 この多祁神社の祭神は味鋤高日子根神(あじすきたかひこねのかみ)という農耕の神様で、 神社裏手の登山道脇には道中の安全と家畜の安全を祈念する馬頭尊の碑が多く建てられている。 幾つかの石碑には損壊が見受けられ痛々しい。東日本大震災の影響だろうか。

県道「勿来・浅川線」 鳥居と駐車スペース NTTの施設
県道「勿来・浅川線」 鳥居と駐車スペース NTTの施設
石段を登る 多祁神社(里宮) 登山口(取付点)
石段を登る 多祁神社(里宮) 登山口(取付点)
指道標 馬頭尊の石碑群 ナルコユリ(6月下旬)
指道標 馬頭尊の石碑群 ナルコユリ(6月下旬)


登山道は踏み跡もしっかりしており安心して歩ける。 阿武隈特有の里山の雰囲気を堪能できるので、散歩気分でのんびりと登るのもよい。 多祁神社から3分ほどすると482mピーク。刈り払われており、北側の展望がよい。 しばらく緩い登り(登山道1)を進む。やがて主尾根に取り付くようになると急登となるが、そう長くは続かない。 急登が終わると間明沢からのコースと出合う。 しばらく尾根道(登山道2)を歩くと見事な杉の大木(夫婦杉)に出合う。 「中間点」の看板があるが、実際の中間点よりはかなり山頂寄りで、ここから山頂までは20分ほど。 夫婦杉から先の登山道は次第に斜度が急になる(登山道3)。

482mピーク 482mピークからの眺め 登山道1
482mピーク 482mピークからの眺め 登山道1
間明沢コース出合い 指道標 間明沢コース出合い(振り返って)
間明沢コース出合い 指道標 間明沢コース出合い(振り返って)
登山道2 夫婦杉(中間点の看板) 登山道3
登山道2 夫婦杉(中間点の看板) 登山道3


夫婦杉(中間点)から10分ほど登ると分岐点がある。向って左は山頂への直登コース、右は奥ノ院を経由するコースとなっている。 右の奥ノ院を経由するコースを進むとすぐに奥ノ院が見えてくる。 奥ノ院の近くには樹齢100年以上と思われるブナや杉が数本残っている。 樹齢300年以上と思われる大木の切り株がちょうどベンチ代わりとなる。眺めも北東〜東側が開けている。 遠く小名浜の海を見ることが出来るので、ここでのんびりとお茶にしたい。

分岐点 奥ノ院(遠景) 奥ノ院
分岐点 奥ノ院(遠景) 奥ノ院
大木の切り株 北側の眺望(湯ノ岳) 奥ノ院裏手の登山道
大木の切り株 北東側の眺望(湯ノ岳) 奥ノ院裏手の登山道


奥ノ院からゆっくり登って10分ほどで小広い山頂。 以前訪れた時は雑木林に囲まれて展望はあまりよくなかったが、 今回は山頂の南側斜面が広範囲に伐採され眺めが良くなっている。 朽ちた鉄製の展望台は、上部にあった屋根と囲いはなくなっていた。 ベンチが設置されているので、眺望を楽しみながらゆっくり休憩できる。 山頂から50m程西側には大岩群があり、その中のひとつに「天狗の足跡」と呼ばれる足形の窪みが見られる。 どのようにしてこのような窪みが出来たのか、想像を掻き立てられる。 帰りは往路を戻るのもよいが、間明沢コースを下り木和田林道を利用して多祁神社まで戻る周回コースがお勧め。

直登コースと出合う(振り返って) 山頂 かつての山頂(2002年2月)
直登コースと出合う(振り返って) 山頂 かつての山頂(2002年2月)
三角点 大岩群 天狗の爪跡
三角点 大岩群 天狗の爪跡
東(小名浜港) 南東(仏具山、大丸山) 南
東(小名浜港) 南東(仏具山、大丸山)

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間明沢登山口(登山口標高:約400m、所要時間:山頂まで1時間40分)

県道71号線(勿来・浅川線)の間明沢(まんみょうさわ)地区にある木和田林道の起点が登山口となっている。 ここから荷路夫(にちぶ)川に架かる木和田橋を渡る。 林道は車両通行止となっているので、車利用の方は手前の路肩に邪魔にならないように駐車することになる。 林道起点から300mほど入った所が取付点。指道標があるが分かり難いので注意。 少々藪っぽい道を15分ほど登ると東屋があり眺めもよいので小休止。ここから主尾根を西進すると50分ほどで多祁神社からのコースと出合う。 山頂までは残り30分ほど。

間明沢登山口(林道起点) 指道標 木和田橋を渡る
間明沢登山口(林道起点) 指道標 木和田橋を渡る
取付点 指道標 東屋
取付点 指道標 東屋
図根三角点 指道標 赤ペンキを参考に
図根三角点 指道標 赤ペンキを参考に

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根室登山口(登山口標高:約500m、所要時間:山頂まで45分、取付点からは15分)

国道289号線の根室地区にある林道の起点が登山口となっている。 2010年に旧国道の難所を避けるために荷路夫トンネルが開通し新国道になった工区に位置する。 登山口に駐車スペースはないので車利用の方は林道脇に邪魔にならないように駐車することとなる。 登山口から徒歩だと15分ほどで明神山林道への分岐点。ここから砂利道の明神山林道を歩いて15分ほど登っていくと取付点。 取付点の前後にも駐車スペースがある。 取付点は急な斜面となっており滑り易いので気をつけて登る。 踏み跡もしっかりしており、所々に赤ペンキがあるので参考にできる。 山桜の大木(天狗の爪跡手前)を過ぎると右下から和再松木平コースを合わせる。 明神山林道の取付点からだと15分ほどで山頂に着く。

根室登山口 指道標 明神山林道分岐
根室登山口 指道標 明神山林道分岐
明神山林道の取付点(遠景) 明神山林道の取付点 赤ペンキを参考に
明神山林道の取付点(遠景) 明神山林道の取付点 赤ペンキを参考に
山桜の大木(天狗の爪跡手前) 和再松木平コースと合流 指道標(振り返って)
山桜の大木(天狗の爪跡手前) 和再松木平コースと合流 指道標(振り返って)

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和再松木平登山口(登山口標高:約320m、所要時間:山頂まで1時間30分、取付点からは10分)

国道289号線の和再松木平地区にある田人第二小学校(2013年度で閉校)と入旅人集会所の間の林道起点が登山口となっている。 近くには「田人おふくろの宿」があるので登山のベースとして利用したい。 舗装された林道を登っていく。徒歩だと登山口から1時間20分ほどで取付点。取付点には車4〜5台程度の駐車スペースがある。 取付点から伐採された南斜面を右に見ながら登っていくと10分ほどで山頂に着く。 なお、取付点から舗装された林道を西へ下ると根室登山口、東へ下ると間明沢登山口。

和再松木平登山口(遠景) 和再松木平登山口の標柱 舗装された林道
和再松木平登山口(遠景) 和再松木平登山口の標柱 舗装された林道
和再松木平コース取付点 駐車スペース 指道標
和再松木平コース取付点 駐車スペース 指道標
>赤ペンキを参考に 伐採された南斜面 山頂
赤ペンキを参考に 伐採された南斜面 山頂

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