■ |
富岡町中心部より県道36号線(小野富岡線)で西へ10km程行くと川内村「貝の坂」地区のバス停がある。
途中、富岡町「片倉」地区を過ぎた辺りから滝川渓谷付近までは新しく出来た幅広い道で、トンネルが頻繁に現れる上り坂が続く。
滝川ダム(平成20年3月竣工予定)の工事現場付近を通過し川内村が近くなると旧来の富岡川沿いの狭い道となる。
「貝の坂」バス停付近の富岡川に架かる橋を渡り、村道「貝の坂・荻」線を通って荻溜池まで行くと、
溜池の南側付近から舗装された幅広い林道が延びている。
なお、「貝の坂」まで行かずに、手前の「五枚沢」地区から村道を入ってもいい。
3km程進むと林道終点となっており、駐車場とトイレがある遊歩道入口となっている。
林道途中には富岡町営の大倉山放牧場と駐車場が一つある。
|
■ |
遊歩道入口には案内図がある。近年、大倉山の西側一帯(54ha)は大倉山森林公園として
整備され、多くの遊歩道が造られている。遊歩道はウッドチップが敷かれ膝にやさしい工夫が
されているので安全で手軽なハイキングを楽しめる。遊歩道入口から少々急坂の「がんばる小径」
を通る最短コースだと20分程で山頂に到達出来る。
|
■ |
山頂には浅間(せんげん)神社が祀られている。山頂からは東側の展望があり晴れていれば
太平洋の大海原を望むことが出来るが、直ぐ北側にNTTの通信施設がある為に機器の音が
うるさく長居には向かない。
|
■ |
県道35号線富岡町赤木地区近くに登山口がある。
案内板によると昔は仏浜(富岡漁港)に陸揚げされた物資を川内村や三春藩領、二本松藩領に
運ぶのに使われた重要な道で「塩の道」と呼ぶそうである。
|
■ |
道の随所に見所があり、看板や説明書きが観光協会により設置されている。
馬頭観音付近の露岩帯の登山道はザレた道となっているので注意が必要。
また成沢方面への登山道分岐地点には、斜面崩落の危険があるので通行止の旨の看板が
立っている。(最新情報に注意してください)
|
■ |
草花や木々の種類も豊富なのでそれを目的に登るのもいい。
道沿いにはクルマムグラやチゴユリの群落が目立っていたが、露岩部にはイワウチワ(花期:4月下旬頃)の群落も確認できた。
木々で目立つのは、杉や赤松、アセビ、コナラ、クヌギ、モミ等であるが、他に名称が記されている木もあり、
アオハダ、アオキ、クマシデ、イタヤカエデ、イヌザクラ、リョウブ、クリ、ケヤキ、トネリコ、ハンノキなどを確認できた。
|