福島の山々 >> 北東部 >> 背炙山 (863m)  
抜群のロケーションの為、頂上からの眺めは実に雄大で会津地方の展望
台と呼ぶに相応しい。1970年代には山頂直下まで車道が開通し、俗
化が進んだのが少々残念であるが、まだまだ原生の自然も多く残ってい
る。高原状の一帯は会津東山自然休養林として多くの遊歩道が整備され
ているので家族連れで楽しめる。夜は会津若松市の夜景も美しい。長年
国土緑化会津若松推進委員会による植樹が長年行われ、6月上旬前後に
は豊臣秀吉が策を練ったといわれる関白平一帯が数千本のツツジで彩ら
れる。

● 福島の山々 ・・・ 北東部の地図  登山ルート
● マピオン ・・・・ 背炙山の周辺地図
● 国土地理院 ・・・ 1/25,000地形図:若松 
● 市町村のサイト ・ 会津若松市
● 観光協会等 ・・・ 会津若松市観光公社
● その他 ・・・・・ 宿泊施設・旅行・観光  登山用品
            ガイドブック
背炙山
うつくしま百名山 会津百名山

    交通:JR会津若松駅より会津バス(東山温泉方面)を利用
マイカー:県道374号線(東山温泉線)沿い石山遊歩道入口に駐車スペースあり。
          ※山頂近くには大駐車場あり。
所要時間:石山遊歩道入口(1時間)山頂
他登山口:他に10コース以上の遊歩道がある。
     関白平遊歩道、水沢遊歩道、水沢支線遊歩道、
     第一岩杉山遊歩道、第二岩杉山遊歩道、第三岩杉山遊歩道、
     白虎遊歩道、滝沢山遊歩道、三の滝遊歩道など
     ※石山、関白平、水沢、水沢支線の各遊歩道は比較的整備されている。

背炙山の麓には千年以上の歴史を誇り竹久夢二や与謝野晶子などの文人にも愛された東山温泉がある。 会津藩主松平家墓所(御廟)近くより県道東山温泉線へ入り、1km程上ると右側に石山遊歩道入口がある。 山頂直下まで車で簡単に登れるが、歩いて登れば感動も大きい。

[参考] 周辺には他に、飯盛山(白虎隊十九士の墓)、赤井谷地沼植物群落(国の天然記念物)、 小田山公園(スキー場・子供の森)などがあるので時間が許せば訪れてみたいもの。

東山温泉 石山遊歩道入口 遊歩道
東山温泉 石山遊歩道入口 遊歩道


石山遊歩道は一部車道を通らなければならないのが残念。 東山温泉線は会津若松から猪苗代湖へ抜ける主要交通路である為、結構交通量が多いので注意のこと。 6月上旬、タニウツギ(田植え花)が見頃を迎えていた。会津平野もいよいよ田植えが始まる。

[参考] 今回【写真2】から【写真4】まで800m程車道を歩いたが、 【写真2】で車道に出てから30m程歩くと右手に石山遊歩道の入口があるので、 そこを入れば長い車道を歩かずに【写真5】から5m程入った地点に出ることも可能。

1.車道との出会い 2.車道を歩 3.指道標
1.車道との出会い 2.車道を歩く 3.指道標
4.車道を離れ遊歩道へ入る 5.指道標 6.遊歩道
4.車道を離れ遊歩道へ入る 5.指道標 6.遊歩道
7.車道との出会い 8.車道を歩く タニウツギ(6月上旬)
7.車道との出会い 8.車道を歩く タニウツギ(6月上旬)


車道を少し歩くと、第二若杉山遊歩道入口の指道標がある。 赤井部落まで1時間、岩杉山神社を経由しレストハウスまで20分、 山頂キャンプ場まで30分との表記がある。

第二若杉山遊歩道入口 指道標 遊歩道
第二若杉山遊歩道入口 指道標 遊歩道


第二若杉山遊歩道入口の車道を挟んで向かいには大きな駐車場がある。 混雑期のマイカー利用者にとっては心強い。テレビ局やラジオ局、電話会社の大きなアンテナが林立するのが残念だが、 それだけロケーションがよいことの証だろう。 大駐車場から少し歩くと、公園(会津若松いこいの広場)の案内図と 日本人最初の女性移民といわれる「おけい」の墓(碑)の看板がある。 看板のところから斜面を少し下ったところが黄金丘(GOLD HILL)。 ここにおけいの墓(碑)があり、会津盆地の眺めがよい。

大駐車場 公園案内図 おけいの墓(碑)の看板
大駐車場 公園案内図 おけいの墓(碑)の看板
黄金丘(GOLD HILL) おけいの墓(碑) 会津盆地の眺め
黄金丘(GOLD HILL) おけいの墓(碑) 会津盆地の眺め


山頂手前の背炙峠付近には冒険の森(アスレチックフィールド)やレストハウスがある。 レストハウス内では、自動販売機があり、ジュースやアイスクリームを購入できる。 近年、レストハウスの車道側の斜面に野草ゾーンが整備され、 四季折々の草花を手軽に鑑賞できるようになった。見頃の花も写真で紹介されている。 1986年(昭和61年)に林野庁が選定した「日本森林浴の森100選」の看板も立っている。 冒険の森の脇には山頂へ続く道がある。案内図(概略)もあるので確認しておきたい。

[参考] 背炙峠の名前の由来は、猪苗代湖の湖岸に住む人々がこの峠を越えて会津に行く時には 朝日を背中に受け、帰りには夕日を背中に受けることから背中炙峠と云われ、短くなって背炙峠になったと云われる。 この峠を抜ける県道東山温泉線(374号線)は12月上旬〜4月下旬は閉鎖されるので最新情報に注意。

レストハウス 野草ゾーンの看板 森林浴の森・日本百選の看板
レストハウス 野草ゾーンの看板 森林浴の森・日本百選の看板
野草ゾーン 冒険の森 山頂への道
野草ゾーン 冒険の森 山頂への道


入口には車両進入に関する注意書きがある。 山頂でキャンプやバーベキューをする場合、レストハウスに申請すれば車で通行できるようである。 新緑の気持よい緩やかな上り坂を少し歩くと、左手に第二岩杉山遊歩道入口の案内板があった。 大駐車場近くの遊歩道入口からの道と合流するようである。

注意書き 第二岩杉山遊歩道入口 案内板
注意書き 第二岩杉山遊歩道入口 案内板


山頂は広い公園となっておりキャンプやバーベキューを楽しむ家族連れや 雄大なパノラマを写真に収めようとするカメラマンをよく見かける。 朽ち果てようとしているリフト塔や廃屋と化した休憩所があり往時を偲ばせる。 6月上旬、フデリンドウ、アヅマギク、エゾタンポポが目立った。

[参考] 廃屋と化した休憩所とリフト跡はかつての背あぶり山スキー場の名残りだろうか。 1980年代まではロープウェイやスキーリフトが稼働し、活況を呈していたという。 ※私見ながら、背炙高原一帯の大変恵まれたロケーションを活かしきっていないように思う。 官民が知恵を出し合えばもっとすばらしいフィールドに再生するに違いない。

広大な山頂 リフト跡 廃屋と化した休憩所
広大な山頂 リフト跡 廃屋と化した休憩所
フデリンドウ(6月上旬) アヅマギク(6月上旬) エゾタンポポ(6月上旬)
フデリンドウ(6月上旬) アヅマギク(6月上旬) エゾタンポポ(6月上旬)


廃屋となった休憩所には屋上へ続く階段があるので上ってみる。老朽化しているので無理は禁物。 背炙山はそのロケーションの良さから頂上からの眺めは実に雄大である。 眼下には猪苗代湖、北西には飯豊連峰、北東には磐梯山や吾妻連峰、東には猪苗代湖や安達太良連峰、 南には大戸岳や小野岳、西には会津盆地が見渡せる。まさに会津の展望台と言えよう。

北東(磐梯山、吾妻連峰) 東(猪苗代湖、安達太良連峰) 南東(高旗山、笠ヶ森山)
北東(磐梯山、吾妻連峰) 東(猪苗代湖、安達太良連峰) 南東(高旗山、笠ヶ森山)
南(大戸岳、小野岳) 南西(博士山) 西(会津盆地)
南(大戸岳、小野岳) 南西(博士山) 西(会津盆地)


山頂からの帰りは、関白平に寄ってみる。レンゲツツジやヤマツツジ、タニウツギなどが見頃を迎えていた。 よく整備された芝生の広く緩やかな斜面は、家族連れで高原の雰囲気を満喫しながら手軽にお弁当を広げるには持ってこいである。

南(大戸岳、小野岳) 南西 西
南(大戸岳、小野岳) 南西 西
レンゲツツジ タニウツギ ヤマツツジ
レンゲツツジ タニウツギ ヤマツツジ



山頂からの360度パノラマ展望シミュレーション (A4印刷対応はこちら



copyright     Initialized : January, 2008.