福島の山々 >> 南東部 >> 天狗山 (625.6m)  
旧・表郷村の金山地区と番沢地区のシンボル的な存在。裾野の広い堂々
とした山容をしている。山麓には天狗山球場(表郷総合運動公園)や新
白河ゴルフ倶楽部、白河関の里などがあり、国の史跡に指定されている
白河関跡も近い。山名の通り、山中に天狗が棲むという伝承が残ってい
る。新たな登山道が整備されたことを記念して2008年11月16日
には「日本一遅い山開き」が開催され話題になった。新緑や紅葉を楽し
みながらゆっくりと登りたい。

● 福島の山々 ・・・ 南東部の地図  登山ルート
● マピオン ・・・・ 天狗山の周辺地図
● 国土地理院 ・・・ 1/25,000地形図:磐城金山
● 市町村のサイト ・ 白河市
● 観光協会等 ・・・ 白河観光物産協会
● その他 ・・・・・ 宿泊施設・旅行・観光  登山用品
            ガイドブック
天狗山
うつくしま百名山

    交通:JR東北本線「白河」駅またはJR水郡線「磐城棚倉」駅より、タクシー利用
マイカー:登山口に駐車スペースあり
所要時間:登山口(30分)山頂(20分)古い登山口(5分)登山口
イベント:「日本一遅い?」山開き(毎年11月23日、勤労感謝の日)
     ※問い合せは、おもてごう里山クラブ
     ※福島県内の山開き日程の一覧


白河市の表郷庁舎(旧・表郷村役場)方面から国道289号線を西進し、すぐに県道280号線へ。 1km余り進むと番沢地区にある新日本石油のガソリンスタンドが見えてくるのでその手前より、 天狗山球場(表郷総合運動公園)や新白河ゴルフ倶楽部の西側を通る木戸ヶ入林道に入り南進する。 途中、右前方の脇道に入らないように指道標が立っている。 その少し先にY字路があるので、新しい登山口へは右側を進む。 駐車スペースの先に立派な看板が建っている。

[参考] ■Y字路を左へ進むと古い登山口。 第50回福島国体が開催された1995年(平成7年)に整備されたコースである。 ■新しい登山口は地元住民の皆さんが結成した「おもてごう里山クラブ」が、2008年に 国有林の一部を国から借り受けて「遊々の森 おもてごう天狗の森」として登山道を整備したもの。 ■4月上旬ごろ、100万株以上あるというカタクリの花が見頃を迎える。 年によって見頃の時期は前後するので、事前調査のうえ出かけてみてはいかがだろうか。

木戸ヶ入林道 直進の看板 Y字路(新登山口は右へ)
木戸ヶ入林道 直進の看板 Y字路(新登山口は右へ)
駐車スペース 登山口 国有林野貸付標識
駐車スペース 登山口 国有林野貸付標識


新しい登山口から小沢を渡り、木杭やトラロープ、木段などで整備された登山道を登ってゆく。 樹名札が掛っているので樹木の名前を知るのに大変参考になる。一合目から九合目の指道標もあるのでペース配分し易い。 家族で森林浴をするのにもよいだろう。四合目の開けた所は「天狗の庭」と名付けられている。 雲板と呼ばれる天狗を呼ぶために鳴らす板がある。五合目の「千年の森」は立派な古木を散見できる。

整備された登山道 樹木名札 一合目の指道標
整備された登山道 樹木名札 一合目の指道標
天狗の庭(四合目) 雲板 千年の森(五合目)
天狗の庭(四合目) 雲板 千年の森(五合目)


右手に小沢を見ながらさらに登ると「天狗の清水」。残念ながら水量が少ないのであまり当てに出来ない。 七合目を過ぎると炭焼小屋跡と炭焼窯跡がある。昭和30年代には廃れてしまったようなので、 炭焼きの煙が立ちこめていた往時を知る人は少ないだろう。

天狗の清水の看板 天狗の清水 炭焼小屋跡
天狗の清水の看板 天狗の清水 炭焼小屋跡
出土品(大日本ビール)の説明 炭焼窯跡 案内板
出土品(大日本ビール)の説明 炭焼窯跡 案内板


炭焼窯跡から5分ほど登ると山頂。南側に八溝山を遠望できる。 三等三角点の標石の傍には、「国体開催80日前記念行事 天狗山記念登山大会」と書かれた立派な標柱がある。 ここから北側へ30mほど進むと展望用看板があり、北東側(須賀川市、玉川村方面)の眺望がよい。

山頂 三等三角点 北側にある展望用看板
山頂 三等三角点 北側にある展望用看板
南(八溝山) 南南西(千軒岳) 南西(男体山、女峰山)
南(八溝山) 南南西(千軒岳) 南西(男体山、女峰山)
北(烏峠、安達太良連峰) 北東(宇津峰山、蓬田岳) 東(鬼ヶ城山、芝山)
北(烏峠、安達太良連峰) 北東(宇津峰山、蓬田岳) 東(鬼ヶ城山、芝山)


展望用看板の所から北西へ延びる尾根を下り、古い登山口を目指す。 尾根上の快適な登山道である。こちらのルートも所々に樹名札が掛けられている。 コシアブラと書かれた見事な大木に出合う。 最近は山菜として人気があり、このような大木まで育つのは今後は珍しいのではないだろうか。 山頂から20分ほどで古い登山口。ここから3分で新しい登山口へ戻る。 マイカー利用だとどうしても往路と復路が同じピストンになりがちだが、天狗山は手軽に周回コースを楽しめるのがよい。 登山道は始終とてもよく整備されており、「おもてごう里山クラブ」の方々のこの山への思いが伝わってくる。

古い登山口へ下山 尾根上の登山道 コシアブラの大木
古い登山口へ下山 尾根上の登山道 コシアブラの大木
マンサク ネジキ クマシデ
マンサク ネジキ クマシデ
整備された登山道 プラスチックの階段(古い登山口) 古い登山口(振り返って)
整備された登山道 プラスチックの階段(古い登山口) 古い登山口(振り返って)



山頂からの360度パノラマ展望シミュレーション (A4印刷対応はこちら



copyright     Initialized : January, 2008.