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菅ノ又登山口は坊笹林道の中間点付近にある。坊笹林道へは「せせらぎ荘」脇または国道399号線側から入る。
葛尾中学校脇からも登山口へ至ることが出来る。菅ノ又登山口の近くには大型バスなども駐車可能な大きな駐車場がある。
菅ノ又ルートと湯ノ平ルートの分かり易いコース案内図もあるので、湯ノ平登山口へ下りて周回する場合などは事前によく確認しておこう。
[ 参考 ] 登山口の階段のところで、マムシが日向ぼっこをしていた。刺激したりしなければ、通常は咬まれることはない。
不用意に草むらに入らないように気をつけたい。
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赤松林の中のとく整備された登山道を登り始める。間もなくウリハダカエデやコナラが目立つ雑木林に変わる。
5合目を過ぎるとブナも見られるようになる。六合目と七合目の中程には四阿があるので小休止したい。
ミズナラとコナラは似ているが、葉の鋸歯の形や柄があるかどうかで区別できる。九合目の柱標を過ぎると、
間もなく北峰と南峰の鞍部(トイレ脇)に出る。
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トイレの脇を抜け北峰と南峰の鞍部に出るとアンテナと二等三角点のある南峰(山頂)が見えてくる。
北峰から南峰一帯は広大な公園の様である。五十人山はツツジとスズランの群生地として有名で「ふくしま緑の百景」の記念碑がある。
ここから南峰の頂上を目指す。途中北側を振り返ると北峰の五十人石がよく見える。
二等三角点のある山頂に登ると鎌倉岳の雄姿を間近に望める。大滝根山や移ヶ岳もよく見える。
空気の透明度が高ければ、那須連峰(南西側)や太平洋(東側)も遠望できるだろう。
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北峰には坂上田村麿呂と弘法大師ゆかりの五十人石と祠、案内板がある。
五十人石の上からの南側の眺めもなかなかいい。5月中旬〜下旬であればヤマツツジも美しいだろう。
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県道50号線(浪江三春線)湯ノ平に登山口の看板と葛尾村営バスの「湯ノ平」バス停がある。
かつては福島交通のバス停だったが、路線が廃止になったのだろうか。
「山頂まで2.5km」の指道標は、以前より少々朽ちかけた感じだがまだあった。
ここから県道を降りて、野川川にかかる湯の平橋を渡る。
ここから途中左手に湯の平沢砂防ダムを見ながら1kmあまり進むと登山口がある。
登山口には駐車スペースと案内図がある。案内図によると山頂までは1.6km。
200mほど登ると林道を離れ、杉林の中の登山道へ進む。
しばらく歩くとまた林道と出合う。ここにも指道標と案内図がある。案内図によると山頂までは800mである。
案内図にはないが、NHKサテライト方向へ林道を40mくらい上ると五十人山キャンプ場への分岐がある。
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[ 参考 ] 菅ノ又登山口(西ノ内登山口)から上り湯ノ平登山口へ下りて、
菅ノ又登山口(西ノ内登山口)へ周回して戻る時(あるいはその逆方向)には、県道50号線へ出てもいいが、
水田脇の農道を利用するのが近い。車の喧噪とも離れ景色もいいのでお勧め。
湯の平橋手前から葛尾川(野川川)の右岸に沿う農道を進み、関下橋近くへ出る。
関下橋は渡らずに葛尾川(野川川)の右岸をせせらぎ荘を目指す。せせらぎ荘で登山でかいた汗を流すのもいいだろう。
せせらぎ荘の右手から裏手を巻くように坊笹林道が通っている。7〜8分林道を歩くと、菅ノ又登山口(西ノ内登山口)へ着く。
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田村市都路町には岩井沢に持藤田登山口(五十人山キャンプ場)がある。
ここの国道288号線沿いには、国内に数か所しかない日本標準時の電光掲示板がある。
五十人山キャンプ場はトイレやキャンプサイト、炊事棟があるので、
登山のベースとして活用できる。
スズランが見られる炊事棟脇の登山口から少しザレた登山道を25分くらい登ると鞍部。広々していて気持ち良い。登山口から山頂まで30分の短時間登山である。
登山口から10分くらい登った所では湯ノ平登山口へ至る道を左に見る。6月上旬、サワフタギとレンゲツツジが見頃だった。
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