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矢祭駅近くのお土産品店の向かいの小さな踏切を渡り50m程右手へ下りてゆくと「あゆの吊り橋」が見えてくる。
新しい案内図があるのでのでコースをしっかり頭に入れてから橋を渡る。
夢想滝渓谷の遊歩道を150mくらい入ると夢想滝と夢想滝不動尊がある。濡れた岩は滑りやすいので気をつけよう。
夢想滝から遊歩道を少し戻ると桧山山頂・眺望の森方面への登山道分岐がある。
[ 参考 ] ■時間と体力に余裕があれば矢祭山公園を散策してみたい。
公園の頂上部からは桧山の全体像を見渡すことができる。矢祭山の桜は4月中旬頃、5万本といわれるツツジは
5月上旬頃が見頃。矢祭山は昭和60年にふくしま緑の百景に選定されている。
■大寒の頃、久慈川では川面をシャーベット状の薄氷が流れる「シガ(氷花)」という現象が見られる場合がある。
観光客が少ない冬季だが、シガが現れると見物客や写真撮影に訪れる人などで賑わいをみせる。
[ 追記 2016.4.2 ] 昨年12月から行われていた「あゆの吊り橋」の改修工事が完了しました。鮮やかな赤が映えます。
工事期間中は夢想滝へ行けない時もあり、がっかりされた方もいらっしゃると思いますが、これからは安心して通行できます。
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指道標に従い登って行くと直ぐに展望台が建っている。ここからは矢祭山や奇岩群の展望がいい。
夢想滝を目的に来た方の中にはこの展望台までは足を延ばす方もおられるだろう。
桧山山頂や眺望の森は展望台からさらに石段を登ってゆく。
剣ヶ峰の佳景を間近に楽しみながら5分ほど登ると桧山と眺望の森の分岐地点。
二俣の左が桧山山頂で、右が眺望の森である。
時間に余裕があるので眺望の森を少し散策して分岐点に戻り、桧山方面へ向かう。
分岐点から2〜3分トラバース気味に歩くと、直進通行止めの看板。
少々見難いが案内図もあるので現在地を確認できる。
ここから左手へ進路を変え、夢想滝の上流部へ下りて行く。トラロープがあるが少し滑り易いので気をつけたい。
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コンクリート製の小さな堤防を過ぎると鉄製の階段があるので下りてゆく。
小さな流れを渡ると登山道は上りに変わる。5分ほど登ると東屋。
ここからは雑木林の中の尾根上の気持ち良いコースに変わる。
東屋から10分ほど登ると桧山林道に出合う。暫くは林道を登って行く。
バンガロー方面への道を左に見送ると間もなくヘアピンカーブ。案内図があるので現在地を確認できる。
ここで友情の森への道を左に見送り、10分ほど桧山林道を登ると広い駐車スペースが見えてくる。
ピークハントが目的の場合は北麓から車で登ってくる方も多いだろう。
ここから林道を離れ、登山道を登ってゆく。
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林道の駐車スペースから20分ほど登ると登山脇に石仏が見えてくる。
長い年月を風雪に耐えて人々を見守ってくださる尊いお姿に合掌と拝礼をして過ぎる。
すぐに祠のある北西側が開けた小広いスペースとなり、矢祭山や八溝山の展望がいい。
祠の所から先に少し下り、上り返すと山頂。
山頂は少し木々に囲まれているが、南西側の展望がいい。
[ 参考 ] シミュレーションによると、桧山山頂からも富士山が見えると思われる。
シミュレーションによると、富士山の方角は223度前後。
12月〜2月頃の空気の安定した透明度の高い日の早朝か夕方がいいようである。
写真撮影するには最低でも35mmカメラ換算で150mmくらいの望遠レンズが必要ではないだろうか。
興味のある方は富士山を遠望できる福島県内の山々もご参考にどうぞ。
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下りは友情の森を通ってあゆの吊り橋へ出ることとする。
赤松の目立つ登山道を10分ほど下れば東屋。東屋の下で道は二俣に分かれる。
ウツギの森へのコースを右に見送り左手を下る。5分程で展望台。
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展望台からは矢祭山全体がよく見える。矢祭駅周辺を俯瞰しながらさらに下ると沢沿いのコースに出合う。
沢沿いに少し下ると久慈川沿いのコースに出る。
ここには落石注意の標識があり、チェーンが張られている。久慈川沿いに歩いて行くと直ぐに吊り橋。
たもとには水戸光圀が詠んだ『見ぬ人に 何を語らん みちのくの 矢祭山の 秋の夕ぐれ』が篆刻されている歌碑があった。
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