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旧国道49号線(上市萱→上三坂)の旧長沢峠の100mほど上三坂寄りに登山口がある。
登山口にはチェーンのゲートがあり車は進入できないので、登山口付近の路肩に駐車する。
車の通行量はそれほど多くはないが、地元の方々の迷惑にならないように気をつけなければならない。
チェーンのゲートを20mほど入ると、杉林の手前に塩見山登山口と書かれた看板が掛っている。
杉林を抜けると伐採地が広がる。伐採地を右に見ながら沢沿いに作業道と思われる道を登ってゆく。
[ 参考 ] 旧長沢峠の300mほど上市萱寄りには水場がある。
塩見山から湧き出る伏流水をビニールパイプを取り付けて流している。
長沢峠の清水とか水神様あるいは(本来の一杯清水とは違うようだが便宜的に)一杯清水と呼ばれる。
人気がある水場で、土日は長い順番待ちができる時もある。
水場の近くでは石仏が長年風雪に耐えてこの峠を通る人々を温かく見守っておられる。
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5月上旬、伐採地の中の沢沿いの作業道沿いには陽の光を好む次のような花々が目立った。
特にタチツボスミレはあちらこちらに群落を形成しており圧巻。
他にもヤマブキやキイチゴの花も咲いていた。
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そのまま沢沿いに鞍部まで登ることもできそうだが、
鞍部の150mほど下で、植林の白い標柱の所から左に薄い踏み跡があるので入ってゆく。
5月上旬、ウグイスカグラのピンクの花が綺麗。林床には半日陰を好むチゴユリやシロバナエンレイソウも見ごろだった。
薄い踏み跡を50mほど進むとしっかりとした登山道となる。5分ほどで沢の源頭部に出て、30mほど登ると鞍部付近。
鞍部付近から北側は伐採地が広がるので遠くまで見通しがいい。大滝根山や矢大臣山、高柴山、移ヶ岳などの雄姿を遠望できる。
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鞍部にある指道標に従い、境界杭の打たれた土塁に沿って山頂を目指す。
土塁より2〜3m離れた踏み跡をたどるのが歩き易いかもしれない。
鞍部から3分ほどで三等三角点の標石が置かれた山頂に着く。
展望は木々の梢の間から少しある程度だが、南東方向に20mほど下ると、
こちらも伐採地となっており、南側(雨降山方面)の眺めがいい。
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