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いわき浪江線(県道35号線)沿いの駐車スペースに車を置き、浅瀬の白岩川を渡り登り始める。
軽四駆であれば車のまま川を渡れるようである。なお、雨の日や翌日などはかなりの水量となることもあるので注意のこと。
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杉林の薄暗い登山道だが、暑い日は日差しが和らいでちょうど良い。
7月中旬、林床にはドクダミやヤブコウジが目立った。
山腹にはヤマハギやヤマユリなど夏の草花が咲いていた。
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頂上直下の道は少々歩きづらいが、急登は少ない。
ゆっくり登っても1時間、速い人だと30分もすれば頂上。
頂上は砂岩の奇妙な造形が神秘的ですらある。砂岩の白と松の緑のコントラストが見事。
太平洋も間近に望め、山上の白砂青松といった雰囲気がここちよい。
(注)ここから海はあまり見えない。海の見える中島コース側の第二の頂上は、ここから南側に延びる踏み跡を少々下りて行く。
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美しいのは砂岩だけではない。ツツジ科を初めとする草木の花々も種類が多い。
6月上旬は、アブラツツジ、ネジキ、ナツハゼが満開、7月上旬はウメガサソウとノリウツギが見頃で
コメツツジももう咲いていた。
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中島コースは近年林道途中にゲートが出来て林道歩きが少々長くなった。ゲートはごみの不法投棄対策らしい。
まずは中島林道の起点から北進し、常磐道の高架をくぐると近年設置されたゲートがあるのでここで車を降りる。
少し歩くと右手に調整池が見えてくる。さらに進むと左手に弁天清水があり、由緒書きも設置されている。
弁天清水の対面には昭和天皇の御大典記念碑が建っている。しばらく歩くと赤松の松林となり「入山禁止」の貼紙が貼られていた。
松茸山なのであろう。
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6月上旬、中島林道の林道沿いも色々な花々を楽しめた。指道標の置
かれた登山道とりつき付近は落花した花で白くなっていた。ハクウン
ボクかと思って見上げたらエゴノキであった。白く清楚な花が緑に映
えて美しい。
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Y字路を左にすすむと道がぬかるんでくる。登山口を見過ごしたか不安に思った頃、
勝賀岩の指道標(青矢印)。ここからいよいよ登りになる。白岩コースより少々急登が多い。
それでもゲートから1時間前後で頂上に至る。
なお、先ほどの指道標を過ぎた所にも指道標(青矢印)があるので、そちらから登ってもよい。(登山ルート参照)
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頂上に登ると砂岩の奇妙な造形美を楽しめる。自然の力の不思議さである。
ここは南側が開け、新舞子浜とその先に広がる太平洋の大海原を遠望できる。
手前には常磐自動車道のいわき四倉ICが見える。
ここから北北東へ50mほど踏み跡をたどると白岩コース側の頂上へ至る。
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