福島の山々 >> 北東部 >> 桧山 (992.5m)  
田村市(旧:常葉町、旧:都路町)と川内村の境界に位置する。桧山
という山名は全国的に多いが、福島県でも矢祭町に桧山(ひやま、ひ
のきやま)がある。また二本松市の東端には日山(ひやま)があるの
で区別したい。広大な山頂を含めた一帯は牧場となっており、かつて
は阿武隈高原牧場と呼ばれたが、現在は桧山高原としてキャンプ場や
炊事棟、遊歩道などが整備されている。盛夏でも高原のような山頂を
吹き渡る風は涼しく心地よく、夏休みの時期は家族連れやグループで
賑わう。

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桧山
うつくしま百名山

    交通:JR磐越東線「船引」駅よりタクシー利用
マイカー:桧山高原の駐車場まで車で入る
所要時間:登山口(30分)山頂
他登山口:ブナの森探勝コースから

県道112号線の田村市と川内村の境界付近(尖盛の西麓)にて県道を離れ砂利道に入る。 尖盛近くの峠(木戸川峠)は浜通りと中通りの分水嶺ともなっている。 2kmほど北進し、日沼への道を右にみて左折し、舗装された道を上っていく。

桧山高原分岐(県道112号線) 高原分岐(左折、右は日沼) 舗装道路
桧山高原分岐(県道112号線) 高原分岐(左折、右は日沼 舗装道路


舗装道路を1kmあまり進むと池とトイレが見えてくる。池の畔には案内図がある。 桧山高原は案内図が少ないのでここでよく確認しておきたい。 奥には管理棟と炊事棟、キャンプ場があり、池ではボート遊びや釣りも楽しめる。 池の周囲の草地では牧場でよく見かけるムラサキツメクサが多かった。

池越しに桧山を望む トイレ 案内図
池越しに桧山を望む トイレ 案内図
牧歌的な雰囲気 池、キャンプ場、管理棟 ムラサキツメクサ
牧歌的な雰囲気 池、キャンプ場、管理棟 ムラサキツメクサ


山頂に至る主なルートは2つ。ひとつは古くから利用されている作業道を登るコースと もうひとつは「ブナの森探勝コース」から登るコース。駐車場の下のゲートのある砂利道の作業道まで戻って登り始める。 高度を上げると、西側には池、南側には大滝根山を望めるようになる。途中、「ブナの森探勝コース」と出合う。 山頂直下まで砂利道が続き、ゲートを巻けば車でも登れる。途中、何台かの車とすれ違った。 今回は作業道を登ることにしたが、ツツジの季節などは「ブナの森探勝コース」の方が楽しめるかもしれない。

ゲート(登山口) 砂利道 南側に大滝根山を望む
ゲート(登山口) 砂利道 南側に大滝根山を望む
西側に池を望む 「ブナの森探勝コース」分岐 山頂直下まで続く砂利道
西側に池を望む 「ブナの森探勝コース」分岐 山頂直下まで続く砂利道


砂利道の終点から先は、広大な山頂である。 南側には大滝根山の雄大な山容を望める。特にコースはないので自由に散策を楽しもう。 三角点は大きな避雷針の先にある林の中である。 「自然を大切に・・・」の白い看板の先に続く踏み跡を登っていくと石碑がある。 その石碑の少し奥に三等三角点がある。ここからの展望はあまりよくない。 (注意)山頂一帯は落雷が多いようである。避雷針があるが天候には気をつけたい。

砂利道終点 避雷針 大滝根山(南)
砂利道終点 避雷針 大滝根山(南)
三角点のある林 白い看板が目印 踏み跡
三角点のある林 白い看板が目印 踏み跡
石碑 山頂 三等三角点
石碑 山頂 三等三角点


8月上旬、砂利道沿いにリョウブ、ヤマユリ、コバギボウシ、ノリウツギを随分見かけた。 山頂の林の中ではアマニュウがひっそりと咲いていた。

リョウブ ヤマユリ コバギボウシ
リョウブ ヤマユリ コバギボウシ
ノリウツギ ツリフネソウ アマニュウ
ノリウツギ ツリフネソウ アマニュウ



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