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花塚の里(ちびっこ天国花塚の里)の駐車場が利用可能。
花塚の里のちびっこ広場には長い滑り台やアスレチックフィールドがあるので子供連れにもお勧めのコース。
花塚の里入口からちびっこ広場を左に見ながら5分ほど登ると放鹿山神社。神社に向かって右奥へ登山道が延びている。
詳しい案内板もあるのでまずはここでコースを確認しておきたい。周遊コースもとれるのでマイカー派にはありがたい。
一方、峠の森自然公園は直径10mの大水車がシンボル。その水車を利用したそば粉作りやそば打ちが体験できるほか、
バンガロー・キャンプ場・管理施設(冬季閉鎖)があり登山のベース基地としても利用できる。
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登山道はよく整備され、赤松林の少し薄暗い中を登る。
姥神様の石像付近から20分くらいは斜度がきついが、途中、奇岩や石仏が幾つかあり退屈しない。
放鹿山神社から30分ほどで御室岩分岐。
御室岩分岐の直ぐ上で後沢・小綱木からの道を合わせ(行合道)、10分ほどで主尾根(護摩壇岩と山頂の分岐)に上がる。
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主尾根を50mほど北進して花塚台に立ち寄る。放鹿山神社からだと40分程。ここからは素晴らしい眺めを堪能できる。
護摩壇岩とよばれる大きな岩があり鎖を頼りに上に登ることもできる。
南側には移ヶ岳・麓山・口太山、西側には木幡山・安達太良連峰・吾妻連峰などの眺めがいい。
気象条件のいい日にはもしかしたら215度前後の方角に富士山が見えるかもしれない。
すぐそばには休憩所兼展望台もあるので食事などもいい。
[ 参考 ] ■2001年1月に10kmほど南の麓山(羽山)の山頂から
富士山が確認されて「富士山の見える北限の山」となった。それまで北限の山だった日山(天王山)は、現在でも富士山の見える山で最も
北側に距離が遠い山(北遠の山)であることに変わりはない。
■麓山より北で可能性が残されているのは、ここの花塚山と口太山。
どちらからか富士山が確認されると北限の座(緯度)と北遠の座(距離)が同時に塗り替わることになる。
シミュレーションによると、富士山の方角は215度前後(口太山と麓山の中間くらい)と思われる。
12月〜2月頃の空気の安定した透明度の高い日に登って富士山を見てみたいものである。
写真撮影するには最低でも35mmカメラ換算で300mmくらいの望遠レンズとしっかりした三脚が必要ではないだろうか。
シミュレーション画像は35mmカメラ換算で35mm〜1000mmの場合。
興味のある方は富士山を遠望できる福島県内の山々もご参考にどうぞ。
[ 追記 2017.1.21 ] 川俣町の菅野さん(58)と斎藤さん(69)、宮城県丸森町の大槻さん(58)のグループが、
花塚山の山頂から富士山の撮影に成功した。
2017年1月16日に日本地図センターが富士山に間違いないことを発表した。
菅野さんが2016年11月26日午前7時ごろに撮影した写真や
過去にグループが撮影した日付の異なる数枚の写真を日本地図センターが地図アプリ「カシミール3D」で確認した。
グループは2010年から撮影に挑戦し、11月26日は菅野さんにとって55回目の挑戦だったという。
(1月17日付の毎日新聞、福島民報、福島民友より)
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花塚台(護摩壇岩)で眺望を十分堪能したら、二等三角点のある山頂へ向かう。
花塚台から20分ほど南進すると山頂。小木に囲まれた山頂は小狭く展望は南側が中心となる。
夏場は木陰で涼むにはちょうどいいかもしれない。
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