福島の山々 >> 南東部 >> 日隠山 (601.5m)  
大熊町の西に位置する阿武隈を代表する名山の一つで、古くから信仰と
修験の場となってきた歴史ある山。展望のポイントからは太平洋の大海
原を見渡すことが出来る。尾根歩きが少々長いが登山道はしっかり整備
され道標や案内板もあり初心者でも安心して登山が楽しめる。

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日隠山
うつくしま百名山

    交通:JR常磐線「大野」駅または「夜ノ森」駅よりタクシー利用
マイカー:県道35号線大熊町大川原付近より坂下ダム方面へ西へ入り、ダム管理事務所を2km程度過ぎた所
所要時間:登山口(1時間40分)山頂
他登山口:南東側の坂下ダム口以外に、北東側と北西側にも登山口がある
 山開き:毎年4月29日
     ※問合せ:大熊町観光協会(0240-32-2870)
     ※福島県内の山開き日程の一覧

坂下ダムは熊川支流の大川原川に48年に完成した灌漑用のダム。東京電力福島第一原子 力発電所の原子炉沸騰用水としても供給されている。このダムの管理事務所を1km程西 へ過ぎた所が登山口となる。20台以上は駐車できそうな立派な駐車場とトイレがある。 4月中旬〜下旬は湖畔の桜並木が見事で花見に訪れる人も多い。 駐車場脇の鳥居を潜り100m程登ると、ここが正式な登山口であろうか、 登山者記入帳台があり中にノートとボールペンが入っている。記帳して入山開始。

[追記] 登山道や展望台、標識等が整備された様です。読者からの登山情報などをご覧ください。

坂下ダム 駐車場 案内板
坂下ダム 駐車場 案内板
鳥居 登山口 登山者記入帳台
鳥居 登山口 登山者記入帳台


最初は杉林の少し薄暗い中の登山となる。坂がきつく馬も悲鳴をあげたという「啼き啼き坂」は30分程のきつい登り坂。 「坂の上の道」は旧:会津街道として昔は「鉄の径、塩の径」として三春〜大熊間を人々が往来していたようであるが、 今はひっそりとして往時の面影はどこにもない。 しばらく歩くと、「三峰山と大倉山」の案内板があるがその方向は木々が邪魔をして中々見えない。 「桜窪」はかつて板付観音の一の鳥居があり山桜が一面に咲いていた見事な場所だったようである。 「姥懐」は真冬でも冷たい西風があたらず母親の胸に抱かれているように暖かいことからこのような名前が付いたとの説明書きがある。 確かにこの辺は無風で真冬でも暖かい。

登山道 啼き啼き坂 坂の上の道
登山道 啼き啼き坂 坂の上の道
三峰山と大倉山 桜窪 姥懐
三峰山と大倉山 桜窪 姥懐


喉が渇いてきた頃ちょうど清水があらわれる。水量も豊富で中々旨い。 説明書きによると「参詣清水(さんけいしみず)」とは板付観音にお参りにくる人々が 使用したことに由来するとある。ここは山頂への分岐点ともなっており左側のコースをとり、 帰りは右側のコースから降りてくることとする。「板付観音」はその昔、坂上田村麻呂の馬がここで谷底に落ち 死んでからというもの馬を引いてここを通ると谷底から悲しげな泣き声がし馬が谷底に転げ落ち 死んでしまうことが続いたので供養の為に観世音を祀ったとある。 ここを過ぎると「ロマンの広場」という眺望の休憩所があり、東側〜南側の展望が見事。 近くには立派な林道が通っているのでこの付近までは来るまで通ることも可能と思われる。 4〜5月はカタクリの花なども見事ときくので、それを楽しみに登るのもよい。

参詣清水 板付観音 ロマンの広場
参詣清水 板付観音 ロマンの広場
北東側 東側 南東側
北東側(福島第一原子力発電所) 東側 南東側


山頂への取り付きの所には道を行き過ぎないように案内板がある。 距離はさほどでもないがトラロープ頼りの急登を終えると山頂に着く。 途中、「天狗岩」と呼ばれる大岩がある。かつてはこの山は山嶽信仰の場として 修験者の修行していた山である、説明書きによると、異様な姿で岩から岩へ 飛び移る修験者を天狗が宙を舞っているように見えたことからこの名が付いたという。 天狗岩の上の尾根を少し行った所が山頂。一等三角点があるが残念ながら木々が遮って展望はない。 冬場であれば枝の間より少し垣間見ることが出来る程度。

山頂直下の案内板 トラロープ頼りの急登 天狗岩
山頂直下の案内板 トラロープ頼りの急登 天狗岩
山頂 一等三角点 望洋台への道
山頂 一等三角点 望洋台への道


山頂から少し東にある眺望の場所が「望洋台」。 その名の通り、太平洋の大海原を心行くまで堪能できる。ここから下山して「参詣清水」の 所を経由する回遊コースをとり、登山口へ戻る。

北東側 東側 南東側
北東側 東側 南東側



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