福島の山々 >> 北東部 >> 家形山 (1877m)  
五色沼(吾妻の瞳、魔女の瞳)を挟んで一切経山の北隣に位置する。家
形山という山名は切妻もしくは寄棟造りの平屋家屋の形をしていること
に由来する。大部分はオオシラビソ林に覆われているが、東肩が少しハ
ゲたガレ場となっている。真の山頂はオオシラビソ林の中だが、一般的
には主図根点の置かれた東肩のガレ場が山頂となる。ここから見る吸い
込まれそうな瑠璃色の五色沼と活火山らしい赤茶けた一切経山の眺めが
よい。不動沢登山口から登った場合は、西吾妻山方面への吾妻連峰縦走
コースの最初のピークとなる。標高が比較的高い為、夏場の暑い時期な
どもお勧め。

● 福島の山々 ・・・ 北東部の地図はこちら  登山ルート
● マピオン ・・・・ 家形山の周辺地図
● 国土地理院 ・・・ 1/25,000地形図:吾妻山 
● 気象庁 ・・・・・ 各火山の活動状況  防災情報  週間火山概況
            火山登山者向けの情報提供ページ
● 市町村のサイト ・ 福島市  猪苗代町  山形県米沢市
● 観光協会等 ・・・ 福島市観光物産協会  吾妻高湯観光協会
            浄土平ビジターセンター  吾妻小舎
● その他 ・・・・・ 宿泊施設・旅行・観光  登山用品
            ガイドブック
家形山
日本百名山(吾妻山として) うつくしま百名山(東吾妻連峰として)

    交通:浄土平登山口の場合、JR「福島」駅より、福島交通バス「浄土平」下車
     不動沢登山口の場合、JR「福島」駅より、福島交通バス「不動沢」下車
マイカー:浄土平登山口の場合、磐梯吾妻スカイラインの浄土平駐車場(有料)を利用
     ※500m程南には30台程度駐車可能な兎平駐車場(無料)もある
     不動沢登山口の場合、磐梯吾妻スカイラインの不動沢駐車場(無料)を利用
所要時間:浄土平(90分)一切経山(20分)五色沼(40分)山頂
     山頂(25分)大根森(15分)KO山荘分岐(15分)井戸溝(45分)不動沢登山口
他登山口:県境尾根縦走コース(東大巓方面からなど)、その他
 山開き:毎年6月第1日曜日(吾妻山山開きとして)
     ※主催:福島民報社 事業局事業部(024-531-4171)
     ※2008年より主催者が「吾妻山を守る会」から福島民報社に変更
     ※福島県内の山開き日程の一覧

一切経山の山頂から五色沼を右に見ながら家形山との鞍部へ下りていく。 鞍部には短いが木道もあり、植生を保護・養生するためのネットが所々敷かれている。 間近から見る五色沼は吸い込まれそうなエメラルドグリーンが美しい。 鞍部から少し登り返した所が不動沢からの登山道との出合い。 吾妻山の会が建立した遭難の碑が立っている。碑文を読み、自戒の念を抱く。 ここから五色沼と一切経山の眺めを堪能しながら30分ほど登るとガレた山頂に着く。 登山客で賑わいを見せる一切経山の山頂とは対照的に誰もいない山頂である。 山頂にはケルンと主図根点がある。 一般的にはここが山頂だが、正確な家形山の最高点はシラビソ林の中のもう少し標高が高い所だろう。

[参考] 日本庭園や公園、遊歩道沿いなどで休憩所として設置される寄棟造りの屋根をもった建屋は、 四阿(あずまや、しあ)とか東屋(あずまや)と呼ばれる。 吾妻連峰の「あづま」はこの家形山を始めこの四阿に似ている山が多いからとする説をよく聞く。 他に神話由来の「私の妻」説やアイヌ語説なども面白い。 全国的に散見される吾妻山や、長野県と群馬県の県境に位置し日本百名山に選定された四阿山(あずまやさん)の名前の由来と合わせて興味深い。

一切経山から五色沼へ下る 一部木道も整備 五色沼畔から一切経山を仰ぐ
一切経山から五色沼へ下る 一部木道も整備 五色沼畔から一切経山を仰ぐ
不動沢コース出合い付近 遭難の碑 ガレ場を登る
不動沢コース出合い付近 遭難の碑 ガレ場を登る
山頂 主図根点 五色沼と一切経山の眺め
山頂 主図根点 五色沼と一切経山の眺め


帰りは不動沢の登山口を目指す。先ずは遭難の碑の所まで戻る。 ここで一切経山へのコースを右に見送り、指道標に従って高湯方面へ下る。 大岩には白ペンキで「KO山荘」とあるので参考にできる。 古い地図に表記されている家形避難小屋(家形ヒュッテ跡)からの直登コースは廃道になって久しい。 7月中旬、白山石楠花のさわやかな白が涼しい。 山頂から25分ほど下ると大根森。特徴的なガレた広場で現在位置を確認し易い。 大根森からさらに5分ほど下ると慶応山荘分岐。「番人在中、コーヒー入ってます」の看板。時間があれば立ち寄りたい。 今回は先を急ぐので山荘には寄らず下山する。慶応山荘分岐から15分ほどで井戸溝である。 途中、カエルの絵が描かれたユーモアあふれるマナー看板や年代を感じるニッポンビールとかかれたツアー看板を見られる。

指道標(高湯方面へ) KO(慶応)山荘の案内 ハクサンシャクナゲ
指道標(高湯方面へ) KO(慶応)山荘の案内 ハクサンシャクナゲ
大根森 硯石(家形避難小屋・五色分岐) KO(慶応)山荘の分岐
大根森 硯石(家形避難小屋・五色分岐) KO(慶応)山荘の分岐
カエルの看板 家形ヒュッテの看板(ツアー標識) 井戸溝
カエルの看板 家形ヒュッテの看板(ツアー標識) 井戸溝


井戸溝から20分ほどで頭上の開けた平坦地に変る。山鳥山である。 かつては山鳥が多く棲息していたのだろうか。山鳥山から5分ほどで小広い広場。 賽ノ河原(入口)である。足腰が随分と疲れてきた頃、小休止するにはちょうどよいだろう。 夏場は水分だけでなく熱中症予防の為に塩分やミネラルも摂りたい。スポーツドリンクが手軽。 暫く下るとマイカーやバイクのエンジン音が聞こえてくので、不動沢登山口が近いのが分かる。 駐車場手前の沢を渉渡して吾妻スカイラインの車道に出る。 賽ノ河原(入口)から20分、不動沢登山口である。 イワツバメが飛び交うことから名付けられたという「つばくろ谷」を観光して帰ろう。

[参考] 福島交通バス(不動沢バス停)利用の場合は、本数が少ないので通過時刻を調べておくこと。 バスは浄土平から不動沢方向のみで、逆回り(不動沢から浄土平行き)はないので注意(最新情報は要確認)。 マイカー利用の場合は、不動沢に駐車して、家形山・一切経山を経て浄土平に出て(ご紹介したコースと逆回り)、 浄土平からバスで不動沢に戻るのが便利だろう。

山鳥山 看板 賽ノ河原(振り返って)
山鳥山 看板 賽ノ河原(振り返って)
高湯温泉への道を左に見送る 沢を渡る 不動沢登山口(振り返って)
高湯温泉への道を左に見送る 沢を渡る 不動沢登山口(振り返って)
不動沢駐車場 つばくろ谷 案内板
不動沢駐車場 つばくろ谷 案内板



山頂からの360度パノラマ展望シミュレーション (A4印刷対応はこちら



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