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県道71号線(勿来浅川線)を進み、三株山の南麓にて指道標に従い北進する。
カーブの多い舗装路を2km余り登り、平坦になった所が南登山口。
ここからコンクリート舗装された道を上って行く。
150mほど進むと左に大きくカーブするが、この付近が広くなっており平坦なので駐車スペースとして利用できる。
カーブからさらに400mほど少々急な坂を登った所にはゲート(チェーン)があり、
その手前にも乗用車なら3台くらい駐車できる駐車スペースがある。
この先は車輌進入禁止となっているが、タイヤの跡を見ると山頂まで車で乗り入れる人も多いと思われる。
通信施設の高い鉄塔を右に見過ごせば直ぐに広い山頂。鳥居と祠の先に展望台(富士見台)が見える。
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展望台には展望指示盤があり、双眼鏡が2台設置されている。
富士山の方角も案内されているので参考にできる。南西方向(223度の方角)に気象条件がよければ見える。
展望台設置の双眼鏡を通してデジカメで撮影した筑波山と富士山、安達太良山の画像、
カシミール3Dによるシミュレーション画像を掲載する。
35mmフィルム換算だと800mm程度の望遠レンズに相当する。
この日は天気は良かったのだが富士山は少し霞んでいたのが残念。
興味がある方は富士山を遠望できる福島県内の山々も参考にどうぞ。
[ 追記 2017.1.21 ] 川俣町の菅野さん(58)と斎藤さん(69)、宮城県丸森町の大槻さん(58)のグループが、
花塚山の山頂から富士山の撮影に成功した。
2017年1月16日に日本地図センターが富士山に間違いないことを発表した。
菅野さんが2016年11月26日午前7時ごろに撮影した写真や
過去にグループが撮影した日付の異なる数枚の写真を日本地図センターが地図アプリ「カシミール3D」で確認した。
グループは2010年から撮影に挑戦し、11月26日は菅野さんにとって55回目の挑戦だったという。
(1月17日付の毎日新聞、福島民報、福島民友より)
[ 追記 2019.5.31 ] 老朽化により取り壊された木造の展望台に代わり、昨年(2018年)4月より新しい鉄骨製の展望台が利用可能となりました。
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展望台(富士見台)からは那須連峰や日光連山がよく見える。雪化粧された山並みが白く輝く。
湯ノ岳の先には太平洋が青く美しい。蓬田岳の三角形も印象的。
富士山は八溝山から東へ30度くらいの方角。12月から2月の太平洋側が晴れ渡った日の早朝にチャレンジするのも面白い。
西側には福島空港も遠望できる。飛行機の時刻を事前に調べるおくと、双眼鏡で離着陸の様子を楽しめる。
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県道14号(御斎所街道)より三株高原へ車を走らせ、
有名な三株高原のわらび園を過ぎると指道標がある。砂利道の道へ入り、
5月前半という遅咲きで有名な「三株の桜」を左に見送りさらに上れば、
乗馬クラブが左手に三株高原キャンプ場が右手に見えてくる。
ここから200mほど直線状に延びる流鏑馬練習場の奥が、北登山口。
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登山口には駐車スペースと案内板がある。牧草地の中の開放的な登山道を登り始める。
5分ほど登ると指道標があり、雑木林の中の登りに変わる。新緑や紅葉の時期などもいいだろう。
南登山口のコンクリート舗装路はつまらないという方には北登山口からのコースがお勧め。
登山口から20分ほどで山頂に至る。
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