福島の山々 >> 北東部 >> 大将旗山 (1056.3m)  
猪苗代湖と郡山市街地の間に位置し、猪苗代湖や磐梯山、郡山市街地な
どを望める眺望の山。大将旗山という名前は、その昔、八幡太郎義家が
大旗をこの山に掲げたことに由来すると云われる。近年、御霊櫃林道の
補修が完了しマイカーで手軽に御霊櫃峠まで上がれるようになった。御
霊櫃峠は戊辰戦争の際には母成峠や中山峠などと並び会津藩の重要な防
衛拠点の一つであった。一帯はヤマツツジが群生し、6月上旬頃の開花
期には真赤な花で染まる。額取山(安積山)縦走(ハイキング)コース
のピークでもある。

● 福島の山々 ・・・ 北東部の地図  登山ルート
            読者からの登山情報など
● マピオン ・・・・ 大将旗山の周辺地図
● 国土地理院 ・・・ 1/25,000地形図:山潟 
● 市町村のサイト ・ 郡山市
● 観光協会等 ・・・ 郡山市観光協会
● その他 ・・・・・ 宿泊施設・旅行・観光  登山用品
            ガイドブック
大将旗山

    交通:郡山駅より福島交通バス「御霊櫃入口」下車、御霊櫃峠まで徒歩2時間
     (林道は意外に交通量が多いので峠まで徒歩の場合は注意)
マイカー:御霊櫃入口より林道を御霊櫃峠まで入る
所要時間:御霊櫃峠(60分)山頂(40分)御霊櫃峠
他登山口:額取山からの縦走コースがお勧め

御霊櫃林道は舗装されているが幅が狭いので対向車やオフロードバイクに注意が必要。 峠には巨大アンテナ施設があり遠くからも目を引く。駐車場は乗用車20台くらい収容可能で、トイレもある。 休日ともなると峠付近は観光客で賑わうが、登山道に入るとその喧騒は嘘のように静まり返る。 御霊櫃峠は戊辰戦争(会津戦争)の際に会津藩(奥羽越列藩同盟)の防衛拠点が置かれ、 今でも保塁の跡が残っているそうである。興味のある方は一帯を詳しく調べたらどうだろうか。 峠からガレ道を登ると社がある。昔は雨乞いでも行われたのであろうか。

[参考] 御霊櫃の由来:峠の案内板に『地名の由来は、前九年の役で源義家の東征に従った 鎌倉権五郎景政が、近くの賊徒を平定し、御霊の宮を造営し、鎮護を祈ったが、災害が相つい だ為、山中の霊石に神霊をうつして五穀豊穣を祈願したことに始まり、里人らが、その石を御 霊櫃と呼びならわしたことから名付けられたと言われる。(郡山市観光協会)』とある。

御霊櫃林道 御霊櫃峠 登山口
御霊櫃林道 御霊櫃峠 登山口
遊歩道案内板 新奥の細道の案内板 御霊櫃峠案内板
遊歩道案内 新奥の細道の案内板 御霊櫃峠案内板
登山道 風神社・雨神社 キリンソウ
登山道 風神社・雨神社 キリンソウ


     [参考] ■御霊櫃峠近くには、御霊櫃と村人が呼んだ櫃石(ひついし)があるので時間のある方はご覧いただきたい。 御霊櫃の峠から車道を東側(多田野側)へ少し下ったところにある。櫃石入口には小さい看板があるが見過ごし易いので注意。 林道を挟んで向かいには5〜6台程の駐車スペースがあり郡山市街地を望むことが出来る。 ■御霊櫃峠から西の三森峠側へ至る道もある。新奥の細道「古代の村から分水嶺を歩くみち」(三森峠〜夏井:全長14.5km)の三森峠〜御霊櫃峠の6.6km区間である。 しかし、1992年に三森峠に新道が開通してから利用者も少なくなり荒れている。残念である。

櫃石入口 櫃石 郡山市街地
櫃石入口 櫃石 郡山市街地
三森峠への道 980mピーク 朽ちた指道標
三森峠への道 980mピーク 朽ちた指道標


30分程登ると黒岩山と云われる岩場。尾根伝いの縦走コースだけあって開放感がある。 西風をまともに受ける立地とその地形からか1000m余りという低い 標高の割りには高山性の雰囲気が漂い、ブナ林の二次林と思われる植生も見られる。 6月上旬にはヤマツツジの花で一帯が赤く染まるが、その他にも多くの高山性の植物が目を引き、 植生の多様さにも目を見張るものがあるので、それを目的に登るのもよい。

岩場 登山道 イワキンバイ
岩場 登山道 イワキンバイ
ヤマホタルブクロ ヤマツツジ ギボウシ
ヤマホタルブクロ ヤマツツジ ギボウシ


山頂からの眺めはすばらしい。東には郡山市街が広がり、西には猪苗代湖の湖面が 光輝いている。 ただし、ここは風の通り道となっており、強い風と霧になることが 非常に多いので天候には十分注意のこと。 山頂さらに1時間程で額取山へ至るので、時間と体力に余裕がある方はぜひ痩せ尾根の 縦走路を堪能していただきたい。

[参考] 深田久弥は「日本百名山」(新潮社)の磐梯山の頁で次のように記している。 『私の得た最もみごとな眺望は、湖の東南側にある額取山から高旗山に続く丘陵山脈上から であった。その高所から猪苗代湖の一大円鏡を見おろし、その彼方にいさぎよい形で立った 磐梯山を眺めたが、これほど気高く美しい磐梯は初めてであった。』 深田久弥が眺めたポイントは定かではないが、「額取山から高旗山に続く丘陵山脈上」とあるので、ここから それほど遠くはないであろう。皆さんも、深田久弥が絶賛した眺望を一度眺めてはいかがだろうか。

頂上 標柱 三角点
大将旗山山頂 標柱 三角点
西(猪苗代湖) 北西(磐梯山) 北(吾妻・安達太良連峰)
西(猪苗代湖) 北西(磐梯山) 北(吾妻・安達太良連峰)
北北東(額取山) 北東(郡山市街地) 東(郡山市街地)
北北東(額取山) 北東(郡山市街地) 東(郡山市街地)



山頂からの360度パノラマ展望シミュレーション (A4印刷対応はこちら



copyright     Initialized : January, 2008.