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白沢地区にある「いわなの里」の少し奥に登山口がある。
登山口手前には5〜6台ほどの駐車スペースが数カ所あり、赤倉沢を渡って登山開始となる。
登山道は水が流れていることが多いので登山靴は防水性の高いものをお勧めする。
6月末頃までは残雪があるので、軽アイゼンを用意した方が無難。
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少し登ると「叶の高手」が見えてくるので、山行の目標にしたい。
何度か赤倉沢を渡ると「三吉ミチギ」とよばれる水場に到着する。
渇水期にはこれより上に水場は無くなるので補給を忘れずに。
積雪期や残雪期に登られる方は赤倉沢の雪崩に注意のこと。
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沢の音が聞こえなくなりしばらくすると「人見の松」に到着し展望が良くなる。
さらに数分で「叶の高手」に到着。ここで初めて会津朝日岳の姿が現れる。
「熊の平」まで登ると、山頂まであと1時間ほど。
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「熊の平」から少し登ったところには避難小屋があり、体調や天候急変時以外にも縦走時や日の出を山頂で拝みたい時など重宝するが、
ハイシーズンの週末は意外と混雑していることもある。
「小幽沢カッチ」の水場は渇水期は枯れているので注意。
ここから急峻な岩場を登りきり、少し稜線を北へ行った三角点と会津朝日岳の看板がある所が山頂。
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山頂は狭いが360度の大パノラマが広がり、多くの名峰を望むことができる。
昭和40年代には会津朝日岳〜丸山岳〜三岩岳〜会津駒ケ岳を縦走する「南会津アルプス縦走路」構想があったが、
昭和53年頃に会津朝日岳〜丸山岳まで切り開かれた段階で中止となった。
今では利用者もなく、丸山岳までの縦走路の大部分が藪に戻ってしまっているようで残念。
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