■ |
只見町中心部から国道252号線を南進すると田子倉湖に着く。
田子倉湖は日本屈指の発電量を誇る田子倉ダムによってできたダム湖。
田子倉湖に面したJR只見線の田子倉駅(福島県で最も西にある駅)を左に見送り、200mほど進み右手に入ると登山口。
登山口には広い駐車場と無料休憩施設がある。駐車車両が少ない時期には幕営も可能。
7月中旬頃までは残雪があるので、軽アイゼンを用意した方が無難。
|
■ |
「浅草岳登山口」と書かれた大きな看板のある登山口を入るとすぐに只見沢に沿った登りとなる。
登山道はよく踏みしめられており、ブナの原生林の中を気持ちよく登れる。
登り始めて40分ぐらいで大久保沢。最後の水場なので水の補給を忘れずに。
大久保沢から10分ほど歩くと「熊の爪跡」の看板。「熊の爪跡」の看板から3分ほど歩くと「手分場」。
着実に高度を稼いでいくと田子倉湖の眺めがよくなってくる。
|
■ |
登山口から登り始めて1時間50分ほどで「剣ヶ峰」。「剣ヶ峰」〜「鬼ヶ面眺め」で見る鬼ガ面山の絶壁は見事。
剣ヶ峰から岩尾根を20分ほど登ると「鬼ヶ面眺め」。白骨樹を散見。座るのにちょうどいい岩がたくさんあるのでここで小休止。
標柱には山頂まで1.8km、登山口まで2.9kmと書かれている。浅草岳山頂はまだ遠い。
|
■ |
「鬼ヶ面眺め」から5分ほど(登山口から2時間15分ほど)で「熊合わせ」。昔マタギ達が熊狩りをした場所。
「熊合わせ」から45分ほど(登山口から3時間ほど)で「潮見峠」。
山頂が間近に迫り、眼下に田子倉湖が広がる。またすっきりと晴れていれば遠くに燧ヶ岳を望める。
登山道脇には高山植物が花を咲かせている。
|
■ |
「潮見峠」から20分(登山口から3時間20分)で山頂。
山頂一帯は浅草岳の山名の由来と云われる草原となっている。
この山頂の大草原は昭和60年に福島民報社と福島県が主催したふくしま緑の百景に選ばれている。
山頂からは360度の大パノラマが広がり南会津や越後の多くの名山を一望にできるが、浅草岳がある只見付近は霧が多くすっきりしない日が多い。
山頂直下にある避難小屋はかなり老朽化しているので利用には注意のこと。(最新情報は要確認)
[ 参考 ] 福島県の一等三角点は全部で25箇所、県境(他県所有)も含めると31箇所。
ご興味のある方は福島県の一等三角点一覧をご覧下さい。
|