■ |
南会津町の木伏地区から国道401号線を少し南進すると会津バスの「青柳入口」バス停。
ここから伊南川に架かる青柳橋を渡り青柳地区に入る。県道351号線「大倉大橋・浜野線」を300mほど南進すると久川橋。
ここで久川(青柳沢)の左岸を北に延びる林道青柳線に入る。500m余り進むとゲートがあり左手に大山祇神社が建っている。
林道起点から2kmほど北進すると林道横向線分岐。目立たないが大博多山の登山口を案内する指道標が立っている。
ここではそのまま北進して広久保橋を通過する。
[ 参考 ] 林道青柳線は平成23年の豪雨災害で損壊し平成25年に復旧しましたが、
大雨の後など路面状況が悪い時は四駆車でなければ林道終点まで到達困難な場合も考えられます。
林道起点から歩く場合は、1時間30分ほどプラス(歩行距離約4km)になります。
|
■ |
横向沢出合い箇所から500mほど進むと舗装路に変わる。舗装路に変わってからさらに500mほどで斜度のきついヘアピンカーブ。
やがて砂利道に戻り左手に砂防ダムが見えてくる。左カーブを曲がれば林道終点。乗用車7〜8台ほどの駐車スペースがあり、登山者カードポストが設置されている。
ここから200mほどサワグルミの目立つ縦向沢沿いの踏み跡を登っていくと「大博多山登山口」と書かれた標柱が立っている。
ここから急登となるが、先ずは仁王像のようなトチノキの大木が出迎えてくれる。
|
■ |
トラロープ頼りの滑り易い急登が続くが、風雪を長年耐え抜いてきたミズナラやアカマツの巨木に感動を覚える。
足元にはクルマグルマが目立つ。
アカマツの大木が数本見られる箇所から少し上に登るとブナの大木。
ここからブナ林の気持ち良い尾根道に変わるが、一投足で1062mピークに到着。
|
■ |
1062mピークからはイワウチワやハナヒリノキ、イワナシの目立つ尾根を西進し1280m前衛峰を目指す。
すぐに痩せ尾根を通過する。北東の眺望がよく、大窪山の奥に志津倉山や博士山の眺望を得られるが、滑落に注意したい。
7月上旬、アカモノの白い花が可愛い。ヤマツツジは名残り咲き。五葉松も時折見かける。
足元にはブナの実がたくさん落ちている。今年は六年に一度と言われるブナの実の豊作だろうか。
|
■ |
1280m前衛峰から下って上り返すと小広い山頂。立派な一等三角点の標石がある。
頭上は開けているが灌木に遮られる為、北東〜南東側に限り展望がいい。
少し東側に身をのり出すようにすると北東には南郷地区の街並みや南郷スキー場(伝上山)、南東には伊南地区の街並みを俯瞰できる。
山頂で15分ほど小休止してから往路を忠実に戻った。
|