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古殿町の役場脇の林道を車で10分程行くと大作登山口。トイレと10台以上は駐車できる駐車場がある。
駐車場の脇には清水がある。この清水は高齢富士登山で日本一(103歳)になられた
地元の故・五十嵐氏が愛飲していたことにちなんで「長寿の強清水」と名づけられた。
駐車場は八合目ぐらいにあるのでここから山頂まで20分程度。
[ 参考 ] 歌人猿丸が大同年間に葛野より狩りに出て、
たまたま姿を現した白鹿を追って日光に至る途中、鎌倉岳で休みうたた寝をした。
その時夢枕に立った天狗が岩に立って「白鹿は神の使いである」といって立ち去った。
夢からさめてみると、岩に天狗の足跡が出来ていたという。(「天狗の足跡」の由来碑から)
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天狗の足跡を過ぎると間もなくガレ場の急登となる。
100m程の距離だが、鎖を頼りにかなりの急斜面を登らなければならない。
山頂はピーク感のある狭い岩場で四等三角点と祠跡があり、
眼下には古殿町の町並みが広がる。眺望もすばらしく阿武隈の山並みが美しい。
視界が良ければ、西に那須連峰、北西に磐梯山や安達太良連峰、北に大滝根山、東に太平洋などを遠望できる。
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山頂で景色を堪能した後は鎌倉岳遊歩道を散策したい。
1990年に完成した遊歩道は2001年に福島民報社主催「ふくしまの遊歩道50選」に選ばれた周遊コース。
1周1.5Km(1時間程度)で道もよく整備されているのでぜひ散策していただきたい。
駒形神社はその名の通り馬の神様として崇められ、子馬の生まれた家では餅を供える風習が
あったようである。イワウチワの群落も有名で4月後半が花の見頃。
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イワウチワ以外にも多くの花々を楽しめる。
4月下旬、カタクリやシロバナエンレイソウ、ヒトリシズカが花を咲かせていた。
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荷市場地区にも登山口がある。古くから利用されている登山道で、乗用車10台ほど収容可能な駐車場が整備されている。
長い木段を登り終えると雷神社の祠がある。登山口から40分ほどで西渡登山口からのコースと合流し、直ぐに遊歩道(周回部分)と出合う。
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西渡地区にも登山口がある。登八郎岳(569.1m)北側の沢に造られた砂防ダムの管理道路を登っていくと右手に登山口がある。
清水(樹根水)と2〜3台程度の駐車スペースがある。奥には乗用車10台ほど収容可能な駐車場がある。
杉林の中を登っていく。雑木林に変わり大岩を通過すると、眺望がいい箇所があり古殿町中心部を望める。
登山口から40分ほどで荷市場登山口からのコースと合流し、直ぐに遊歩道(周回部分)と出合う。
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