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登山口は6箇所ほどあるが、よく利用されているのが萩平登山口と鰍登山口である。
今回は、萩平登山口より登り椚平登山口へ出るコースをご紹介する。
天日鷲神社の鳥居を1kmほど過ぎると比較的新しい駐車場とトイレがあるので
マイカーの方はぜひ利用したい。全国的にも知られた名山だけあって、駐車場には
県外ナンバーの車も目立つ。
駐車場には案内板があるのでよく確認しておこう。
鎌倉岳の雄姿を眺めながら砂利道の車道を5分ほど歩くと、
登山道入口の指道標があるので左へ入る。
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林床にチゴユリやヒトリシズカが目立つ薄暗い杉林の登山道を登り始める。
斜度が少しきつくなってきた頃に鰍コースとの出会いに着くので、
鰍登山口への道を左に見て右へ進む。
すぐ頭上に明るい空が広がり、小広い石切場跡に出る。
いつ頃まで採掘していたのであろうか、
今は木々に覆われよく見ないと石切場跡とは分からないかもしれない。
石切場跡の指道標の近くには水場があるので、ここで小休止とする。
ここからトラロープが張られている露岩部の急登が続くので息を整えてから登りたい。
雨の日などは滑るので十分注意して登ろう。
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急登に汗を絞られるが、山頂までに2箇所ほど古いベンチがあり、
南側の遠望も楽しめるので無理をせず休憩したい。
指道標には標高と残りの距離が書かれているので現在位置を確認できる。
5月下旬、ヤマツツジが奇麗であった。
海抜947mの指道標付近では小塚登山口からの道と出合う。
山頂直下の急登をトラロープを手繰りながら登れば山頂に着く。
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露岩部の多い山頂からの眺めは実に見事。360度の大パノラマが展開し阿武隈の多くの山々を指呼できる。
近くには移ヶ岳や大滝根山、遠くには安達太良・吾妻連峰や那須連峰、東には太平洋が望まれる。
登山客も比較的少ないので、山頂で気に入った岩に腰を掛けゆっくりとお弁当を広げられるのも嬉しい。
5月下旬、山頂ではコバノトネリコやヤマツツジが見頃を迎えていた。トウゴクミツバツツジは5月10日頃が見頃のようである。
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帰りは、椚平登山口へ出て、萩平登山口へ戻ることとする。
石切場跡まで登ってきた道を下り、広場の南東側の一段低くなった椚平登山口への登山道へ入る。
萩平や鰍に比べれば利用者は少ないが、踏み跡もしっかりしているので迷うことはない。
しばらく歩くと林道に出るので、鎌倉岳の雄姿を返り見ながら国道288号線近くまで下り、
半鐘塔が見えてくれば椚平登山口である。
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椚平登山口へ出たら右折し、200mほど歩くと萩平登山口。
ここを入り、登りの時には車で通り過ぎた道端のお地蔵様に合掌して、天日鷲神社の鳥居をくぐり参道を歩くと鎌倉公園。
多くの石碑や磯前神社などがある。山根地区の多目的屋内運動場の脇を出れば、車を置いた駐車場へ戻る。
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東京都の「中野区常葉少年自然の家」脇が鰍登山口である。
マイカー利用の方は少年自然の家に断ってから駐車場を利用させてもらおう。
4月下旬、桜が見ごろを迎えていた。
杉や桧の林を抜け、石切場跡の手前で萩平登山口からの登山道と出会う。
あとは、萩平登山口からのコースと同様である。
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