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国道289号線の明和橋近くの三叉路を布沢方面へ入る。直ぐに布沢川に架かる外出橋を渡りT字路を左折。
東北電力の水力発電用のダムを左に見送り伊南川の右岸を300mほど進むとコウノ沢入口(林道「東只見テレビ塔」線の起点)。
ここに日宮沢観音の案内板が立っている。コウノ沢沿いの離合困難なコンクリート舗装された林道を700m進むと日宮沢観音入口(日宮沢出合い)。
「日宮沢観音まで300m」の看板が立っている。日宮沢観音を眺められる所までは10分ほどなので足を延ばしてみたい。
俎倉山や金石ヶ鳥屋山へは、日宮沢観音へのコースを右に見送り車道を直進する。
東北電力の保守用に使われている林道だが、コンクリート舗装が途切れた箇所や路面状況が良くない箇所もある。
オフロード車であれば俎倉山の直下まで上がれるが、普通乗用車は早目に適当な駐車スペースを見つけて駐車するのが無難。
[ 参考 ] 日宮沢観音は鎌倉時代から信仰を集める自然石の観音立像。
コウノ沢と日宮沢(にっくさわ)の出合い付近が入口。「日宮沢観音まで300m」という看板が立っている。
東北電力の送電線の巡視路を入っていく。高圧送電線の鉄塔近くから日宮沢を渡ると小さな広場(観音堂跡)。
解説板があり、灯篭が建っている。
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金石ヶ鳥屋山を時折望みながらコンクリート舗装路を歩く。9月下旬、五裂した赤いツリバナの実が印象的。足元には栃の実が随分落ちている。
治山ダムを過ぎ、九十九折りの道路を高度を上げて行く。金石ヶ鳥屋山と南斜面のスラブがよく眺められる。
俎倉山と910mピークの鞍部付近(標高約860m)にはヤマナラシの大木。少々分かり難いがここが金石ヶ鳥屋山の登山口。日宮沢観音入口付近から歩いて1時間ほど。
「東只見テレビ塔線 金石ヶ鳥屋山」と書かれた標識が倒れている。
先ずは俎倉山を目指し、その後で金石ヶ鳥屋山に登ることとする。
金石ヶ鳥屋山登山口を右に見送り10分ほど歩くと、NHKや民放各局の通信施設が建っている俎倉山の山頂に至る。
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眺望がよく20分ほど休憩。
北側から東側へ、金石ヶ鳥屋山、笠倉山、吾妻連峰、磐梯山、志津倉山、博士山。
南東側から南西側へ、那須連峰、大飛佐山地、三岩岳、燧ヶ岳、丸山岳、会津朝日岳。
南西側から西側には、荒沢岳、中ノ岳、越後駒ヶ岳、鬼ヶ面山、浅草岳、守門岳などを指呼できた。
伊南川沿いには水田が広がり、黄金色に輝いて美しい。
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俎倉山から金石ヶ鳥屋山の登山口まで下る。ヤマナラシの大木が目印。
少し下ってから上りに変わる。踏み跡があるが時節によっては藪気味となるので道迷いに気をつけたい。
登山者の方が残した赤やピンクのテープも参考にできる。
途中で振り返ると俎倉山を望める。910mピークを越えて登り返すと金石ヶ鳥屋山の山頂。
登山口から45分くらい。ゴヨウマツの疎林が残る。立派な二等三角点の標石が置かれ、通信施設が二棟建っている。
通信施設の鉄階段を利用すると少し眺望が広がる。帰りは来た道を見失わないように下山する。
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