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登山口には30台ぐらいのマイカーが駐車できる駐車場とトイレ(水洗)、多目的休憩所、コースマップ等がある。
登山口脇にあった「鹿狼の湯」(鉱泉)は300mほど西側へ移転した。
多目的休憩所の裏側には古い案内図がまだ残っており、以前訪れた時のことを思い出し懐かしく眺めた。
多目的休憩所脇の鳥居からスタートとする。9月下旬、ミヤギノハギが見頃だった。
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鳥居をくぐり「せせらぎの森」まで行くと、コースは大きく2つに分かれる。
右側が「眺望の道」と呼ばれる「眺望の森」を経由するコース。左側が「樹海の道」と
呼ばれる「樹海の森」を経由するコース。どちらも山頂まで40分。
「眺望の道」は階段が多く少し急だが、「樹海の道」は階段が少なく比較的なだらか。
どちらも登山道はとてもよく整備されている。
今回は「眺望の道」を上り、「樹海の道」を下ることとする。
里山の割にはナラ、クマシデ、カエデ、ケヤキ、クリ、イヌブナなどの広葉樹がまだ残っている。
樹名板があるので勉強になる。秋には紅葉が綺麗だろう。
疲れて休みたくなった所にはタイミングよくベンチやテーブルとイスが設置されている。
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山頂には鹿狼神社があり、元旦の未明には初詣と初日の出を見る為に地元の人々で賑わう。
東側は太平洋の大海原が広がり、西側は蔵王連峰を遠望できる。テーブルとイス、休憩所も整備されている。
厳寒期は登山道が凍結している場合があるので注意したい。
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山頂の眺望を楽しんだら「樹海の道」を下ることとする。
「眺望の道」より距離は少し長いが、階段が少ないので、階段の苦手な方にもお勧め。
こちらも樹名板と緊急通報ポイントが整備されている。
山頂から30分ほどでせせらぎの森。最初の分岐までもどってくる。
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バンビリンゴ団地を南北に縦断する車道の十字路にあるマル森果樹園の看板が目印。
ここにケヤキの森コースの指道標も設置されている。ここの十字路を北進すると間もなく登山口。
マイカー3台ほどの駐車スペースがある。コースマップもあるのでよく確認して登り始める。
2014年11月20日に近くで熊が目撃されたようなので熊鈴を鳴らしながら登る。
初めは急な斜面を九十九折りに登っていく。9月下旬、ススキの穂が多い。
高度が上がると太平洋を遠望できるようになるが、次第にザレた道に変わる。
登山口から15分ほど登ると休憩ベンチがあるので、ここで小休止。
休憩ベンチから10分ほどで連絡コースの尾根道に出合う。
ここには階段状のウッドデッキ(休憩所)がある。太平洋の眺めもいいのでお弁当を広げるのもいいだろう。
ここから連絡コース1を20分ほど登れば山頂。
[ 参考 ]
新地町側の登山道は樹海の道と眺望の道の2つでしたが、
2007年(平成19年)にケヤキの森コース、蔵王眺望コース、真弓清水コースが新設されました。
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鹿狼山と五社壇の鞍部付近を新地町から丸森町へ越えていく峠道脇に登山口がある。
マイカー2〜3台ほどの駐車スペースとコースマップが設置されている。
山頂まで最も時間を要するコースだが
震災翌年の2012年から2015年にかけて選定された「みちのく潮風トレイル」のコースの一部となっており、
気持良い尾根道を楽しめるのでお勧め。
登山口から25分で、真弓清水コースを左から合わせる。連絡コース2と呼ばれる尾根道を進む。
さらに25分で今度はケヤキの森コースを左から合わせる。
ここにはウッドデッキのような階段状の休憩所があり、太平洋を遠望できる。
ここから連絡コース1と呼ばれる尾根道を20分ほど登れば山頂。
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蔵王眺望コースの登山口の手前、
鹿狼山と五社壇の鞍部付近を新地町から丸森町へ越えていく峠道脇にコース入口がある。
ここにはかなり広い駐車スペースがあるので利用したい。
指道標に従い、沢の方へ下る。悪路に強い四輪駆動車だと車道終点まで可能。
ここでは綺麗な沢の水で喉を潤せる。ここから杉林の暗い登山道を15分ほど登ると蔵王眺望コースと出合う。
連絡コース2(25分)、連絡コース1(20分)を経由して山頂。
[ 参考 ] 真弓清水コース入口から400mほど東側(茱萸の木橋近く)の車道沿いに真弓清水がある。右近清水、いっぱい清水とともに「新地三清水」の一つになっている。
地元自治会が建立した記念碑によると、昭和40年代〜60年代に上真弓地区の簡易水道水として利用されていた清水を平成17年に復元したのが現在の真弓清水。
水量も豊富で美味しいのでぜひ立ち寄っていただきたい名水。
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宮城県丸森町側(西麓)にも登山口がある。
国道113号線を新地町から宮城県丸森町側へ西進し、鬼ヶ柵川に架かる堂前橋を渡ったところで北進する。
500mほど進み分岐を案内板に従い右へ入ると、さらに1kmほどで登山口。赤い鳥居が建っている。
杉林の中を登っていくと沢沿いの道になり、間もなく沢を渡る。ここで靴の中に水を入れないように気をつけたい。
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沢を離れて10分ほど登ると林道と交錯し、さらに3分ほど登ると尾根道に変わる。
登山口の鳥居から35分ほどで連絡コース1に出合う。快適な尾根道の連絡コース1を2〜3分西進するとザレ場の急登。
フィックスロープを頼りにゆっくり慎重に登ると5〜6分で鹿狼神社の脇に出る。
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