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宿場町の雰囲気を今も残す一ノ木(一ノ戸)集落には、飯豊山神社一ノ木遥拝所があるので、登山前に参拝するのもいい。
飯豊山神社の一ノ鳥居があることから一ノ戸という地名になったという。飯豊山の参拝者で賑わった往昔が偲ばれる。
一ノ木集落から県道383号線(熱塩加納山都西会津線)を熱塩加納方面に1kmくらい進むと林道分岐がある。
林道へ入り1kmくらい進むと林道「黒森向山」線の終点付近。ここにはゲートがあり車は進入禁止となっている。
4〜5台程度の駐車スペースがあるのでここに車を止めよう。
施錠されていない時にはバーを手で移動することは可能だが、マナーは守りたい。
ゲートから40分ほど歩くと登山口。5月上旬、クロモジ、イカリソウ(白花)、キブシの花が目立った。
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登山口から20分ほどで小黒森を越えて鞍部。鞍部から30分ほどトラロープ頼りの九十九折りの急登に汗を絞られる。
急登も終わりに近づいた頃、大岩に座する見事なオノオレカンバが右手に見えてくる。
「一ノ木の宝 石割り斧折樺」の看板が掛けてある。大木になるまでにどれほどの歳月を風雪に耐えてきたことであろうか。
生命力の逞しさに感動を覚える。ここから斜度は次第に緩やかになり、10分ほどで二等三角点のある山頂。
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山頂は飯豊連峰(北西側)と飯森山(北東側)の眺望が見事。5月上旬、残雪が白く輝き美しい。
予め天気予報を確認し、晴天の日を選んで登るのがいいだろう。
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