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国道352号線を南進し、ミニ尾瀬公園やキリンテ地区を過ぎると七入地区。ここに大駐車場(無料)がある。
ハイシーズンの週末などは御池駐車場(有料)が満車になることが多い為、七入駐車場から御池駐車場または沼山峠休憩所までシャトルバス利用となる。
非常に混み合う場合があるので、時間には余裕を持って行きたい。
[ 参考 ]
■七入を過ぎて九十九折りに高度を稼ぐ頃、ブナ坂の清水に出合う。ブナ坂の清水から車だと5分ほどで御池。
御池には大駐車場、レストハウス(山の駅)、ロッジがあり、福島県側の尾瀬のベース基地としての役割をもつ。
御池近くのブナ平は新緑や紅葉が美しくふくしま緑の百景に選定されている。
■御池駐車場〜沼山峠休憩所は2001年度より通年マイカー乗り入れ禁止となったので、シャトルバス利用となる。
御池〜沼山峠は、大人片道600円、小人300円。七入〜沼山峠は、大人片道870円、小人440円。(最新情報は要確認)
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沼山峠休憩所から尾瀬沼を目指す。20分ほど登ると沼山峠のピーク(標高1784m)。
休憩ベンチがあるので小休止して呼吸を整え、20分ほど下ると大江湿原。広い湿原で風が心地いい。
北西側には常に燧ヶ岳が見え、見守られているよう。
大江湿原と尾瀬沼のシンボルと言える三本カラマツが愛らしい。
[ 参考 ]
水芭蕉が見頃の5月下旬〜6月上旬はまだ登山道の残雪を散見する。
濡れた木道は滑りやすいので転倒事故には十分気をつけたい。
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大江湿原を20分ほど西進すると尾瀬沼に着く。尾瀬沼ビジターセンター前の広場は登山者で賑わう。
特にミズバショウが最盛期となる6月前半やニッコウキスゲが最盛期となる7月下旬は混雑する。
宿泊施設は何件かあるが予約が必要。(満員の時は尾瀬ヶ原か御池、桧枝岐村の宿泊施設利用)
長蔵小屋は尾瀬ヶ原のダム化や縦貫道路建設反対運動等、三代にわたって尾瀬の自然保護の為に
人生を捧げた平野長蔵氏・長英氏・長靖氏の原点である。
現在、長蔵小屋は四代目の太郎氏に受け継がれている。
[ 参考 ] ■キンコウカやヌマガヤなどが色付き湿原が黄金色に
染まる草紅葉(くさもみじ)の時期(9月下旬〜10月上旬)は夏ほどは混雑しないので、
ゆっくりと尾瀬を楽しみたい人にはお勧め。
■2002年6月、長蔵小屋によるゴミや建築廃材の不法投棄とその隠蔽工作が発覚した。
自然保護の先駆者である先代の志が後代に受け継がれていくことを切に祈りたい。
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7月下旬、大江湿原では次のような花々が見頃だった。
他にもタテヤマリンドウ、コツマトリソウ、アサヒラン、キンコウカなども散見した。
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