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会津坂下町の塔寺地区にて国道49号線から県道43号線へ分け入り
有名な立木観音堂や心清水八幡神社近くの車道を2km程北進した所に見明登山口がある。
さらに500m程北進すると「糸桜里の湯ばんげ」や町営スキー場(見明スキー場)があり、
こちらからも登山道が整備されている。
当ページでは見明登山口から登り、見明スキー場に降りてくるルートをご紹介する。
見明登山口にはかろうじてマイカー1台が駐車できるスペースがある。
地元の方の通行の邪魔にならないように駐車しよう。
会津自然の家が指道標などを整備しているようで、家族連れで楽しめるコースとなっている。
登山口から25分ほどで取上峠。見明スキー場へのコースを右に見送り、峠を下る。
4月中旬、道端にはショウジョウバカマが目立つ。直ぐに勝負沢からの林道に出合うので、左へ。
今度は、二重平と山頂への分岐点となる。
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分岐点を直進して二重平から山頂を目指すことも可能だが、今回は先ず山頂を目指すこととし、右へ分け入る。
桜の咲く明るく緩やかな登山道を進むと、尾根への取付点。10分ほど急登に汗をかけば、心地いい尾根道となる。
七合目の看板には「下界にむかってヤッホーを3回さけぼう!!」(会津自然の家)と書かれている。
七合目から20分程で山頂。古墳入口とかかれた指道標の先に三等三角点がある。山頂は雑木林に囲まれて展望はない。
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「下山コース」と書かれた指道標に従い3分ほど下ると第一展望台。
枯れた大木がオブジェのように林立しているが、
西側に鳥谷山、北側に飯豊連峰を垣間見ることが出来る。
大休憩が終わったら、谷沿いのコースをカタクリの群落を楽しみながら二重平と向かう。
15分ほど下ると、高寺地区からのコースを右から合わせ、左へ進むと二重平。
道は平坦で軽四駆なら通れそうな作業道となっている。
宿坊が建ち並ぶほどに栄えたという往時に思いを巡らせるが、一帯は不法投棄が目立った。
命がけでこの地を守ろうとした古の人々のことを思うと怒りが心頭に発する。
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二重平の中の作業道を進むと上りコース分岐点へ戻る。
そのまま直進すれば勝負沢方面だが、ここでは取上峠へ戻るので右へ分け入る。
ニホンカナヘビが日向ぼっこをしていた。
15分ほど登れば取上峠。ここから見明スキー場方面へ下りる為に左へ分け入る。
赤松の目立つ登山道を20分ほど登れば、スキー場のリフト上部に至る。
ゲレンデ上部からは東側(会津盆地)の眺望がとてもいい。
高圧送電線の下のゲレンデ斜面を10分ほど下れば、見明スキー場の入口に着く。
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4月中旬、見明スキー場の入口付近では菜の花畑の黄色が美しい。
「糸桜里(しおり)の湯ばんげ」(旧称:湯ートピアばんげ)が近いので、汗を流して帰れるのがうれしい。
会津坂下町は仏都会津の要所の一つである。立木観音堂や心清水八幡神社も近いので時間があれば寄り道してみるのもいいだろう。
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