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高土山の南麓には藤沼湖自然公園があり、温泉施設の「やまゆり荘」をはじめ、
オートキャンプ場やコテージ、パークゴルフ場、バーベキュー広場など施設が充実している。
遊歩道も幾つか整備されているので、一泊してのんびり過ごすのもいいだろう。
家族やグループにお勧めである。
登山口近くの藤沼神社は木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)祭神とし千年の由緒を誇る。
大雨の時に日光の自現太郎(示現太郎)が木花咲耶姫命を訪れ、去った後に大蛇の鱗を残すといわれる。
[ 追記 2017.05.01 ] 藤沼ダムは東日本大震災で決壊し下流に濁流が押し寄せ、7名が死亡。
今でも1名の方が行方不明になっている。
平成25年10月より復旧工事が始まり平成28年12月にダムの本体が完成し、
平成29年4月24日に7年ぶりに水の供給が再開した。
地域の復興に期待が持たれている。
[ 追記 2019.03.01 ] 藤沼ダム決壊の影響で損壊し一部通行止めになっていた藤沼湖の周回道路が本日全面開通した。
[ 追記 2022.09.22 ] 9月18日、復興イベント「奇跡のあじさい感謝コンサート」が行われ、記念登山も行われた。2023年4月には、13年ぶりとなる山開きが行われる予定。
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藤沼湖の西側に登山口がある。近くには大きな駐車場があるので、マイカー利用も便利。
ここからビオトープの中を抜けて三世代交流館を右前方に見ながら砂利道登ってゆくと、
直ぐに右カーブとなり、登山道は左へ分かれる。
4月下旬、オオイヌノフグリとヒメオドリコソウが全盛。
三世代交流館は事前予約すれば宿泊も可能なので、
家族やグループで一昔前の生活を体験してみるのも楽しいだろう。
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林道の中の登山道を5分ほど登ると舗装された林道に出合う。
左に30mほど登ると右手に木段があるので登って行く。
はじめは杉林の中の登山道だが間もなく尾根に取り付き、赤松の目立つ雑木林に変わる。
登山道には随所に指道標があるので初めてでも安心して歩ける。
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尾根道は少々傾斜が急だが、中々雰囲気がいい。新緑や紅葉の時期に登るのもいいだろう。
4月下旬、登山道脇にはショウジョウバカマも可憐なピンクが点在する。
第一展望台からは藤沼湖方面の展望がある。
第一展望台から5分ほどで下山コース分岐。この辺にはカタクリの花が目立つ。
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下山コース分岐を左に見送り直進して、ミズナラかコナラの目立つ雑木林の中を10分くらい登ると第二展望台。
こちらも第一展望台と同様に藤沼湖方面に展望がある。
第二展望台から12分ほどの急登を終えると山頂に至る。
白い大きな柱標が建っている。
山頂は雑木林に囲まれているが、こちらも藤沼湖方面に展望がある。
三角点は柱標が建っている山頂から北側に延びる踏み跡を100mほど行った所となる。
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帰りはコース分岐点まで戻り、下山コースを下る。
4月下旬、キブシの淡い黄色の花が目立った。
コース分岐から5分足らずで舗装された林道に出合う。
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林道を下り登山口を目指す。
振り返ると高土山の山頂部の眺めがいい。10分ほど舗装された林道を下るとゲートが見えてくる。
ゲートを過ぎると往路で登って行った木段。ここから先は往路を駐車場まで戻る。
ゲートの所には駐車スペースがあるので、時間を節約するにはマイカーをここに駐車するのがいいだろう。
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