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リゾートホテル「リステル猪苗代」の東側を流れる観音寺川沿いの
観音寺林道を終点まで行くと、川桁山の観音寺川登山口。
ここから登山道を川桁山と天狗角力取山の鞍部(旧称:小田峠)まで登る。
詳細は川桁山のページをご覧ください。
[ 参考 ]
分県登山ガイド「福島県の山」(山と渓谷社)の旧版の川桁山のページにも記載があり、
川桁山と天狗角力取山の鞍部を「小田峠」と呼ぶことが多かったが、
最近は「小田峠」という名称はあまり使わないようである。
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川桁山と天狗角力取山の鞍部(小田峠)から東側の尾根に取りつく。登山道はなく背丈の高いチシマザサな
どの中を藪こぎしなければならない。途中、この尾根を登られた登山者が残した赤布などの目印を何度か確認できる。
他人と区別できるものを各々考えておられる様である。
赤布などを参考にしてもいいが、尾根の直登なので迷うことはない。
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10月下旬、少々紅葉の見頃は過ぎた感じだが、ブラウンに近いブナの紅葉も美しい。
この時期に足もとで鮮やかな緑の葉と赤い実のクリスマスカラーが美しいのはツルミヤマシキミ。
尾根の斜度が緩くなり山頂が近くなっても灌木の中で藪こぎは続くが程無くして山頂に至る。
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灌木に囲まれた狭い山頂部には枯れた古木を鋸で切った跡があり、かろうじて一畳程度の休憩スペースを確保している。
天狗角力取山と書かれた木のプレートがあり、かろうじて山頂であることを確認できる。天狗の禿も間近に見ることが出来る。
体力と時間に余裕があれば東側の1360mピークを越えて天狗の禿まで行くのもいいだろう。
なぜここの2箇所だけが禿になっているのだろうか。天狗の仕業かどうか、月夜に登ってここから確かめては天狗に怒られるにちがいない・・・。
山頂ではアカミノイヌツゲとリョウブが目立った。天鏡・猪苗代湖が日の光を反射して美しく輝いていた。
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山頂からの眺望は南側が開けており、空気の透明度がよければ那須連峰まで見渡せる。
今回は少々藪漕ぎを強いられたが、残雪期に登れば藪こぎなくこの眺望を楽しめるだろう。
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