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朱塗りが印象的な矢祭駅にはふくしま緑の百景「奥久慈・矢祭山」の記念碑が建っている。
矢祭山の案内図もある。矢祭山山頂へ至る登山コースは載っていないが一応確認しておこう。
[ 参考 ] JR水郡線の小さな踏切を渡り50m程右手へ下りてゆくと「あゆの吊り橋」が見えてくる。
ここには桧山へのコースが詳しく載っている新しい案内板もある。
久慈川に架かるあゆの吊り橋を渡りると夢想滝渓谷の遊歩道がある。
150mくらい入ると夢想滝と夢想滝不動尊がある。
眺望の森への途中には展望台があり、矢祭山の全景を望めるので時間があれば足を延ばしたい。
[ 追記 2016.4.2 ] 昨年12月から行われていた「あゆの吊り橋」の改修工事が完了しました。鮮やかな赤が映えます。
工事期間中は夢想滝へ行けない時もあり、がっかりされた方もいらっしゃると思いますが、これからは安心して通行できます。
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矢祭山駅から国道118号線を渡って建ち並ぶお土産品店の裏手へ抜けると矢祭山イラストマップがある。
朱色をした小さな月見橋を右に見送り探鳥路方面に進むと、直ぐに左手につつじヶ丘上部への階段が見えてくるので登る。
階段を上り終えた所の法面に踏み跡があるので登ってゆく。
花崗岩と赤松の目立つコースを7〜8分ほど登ると露岩部に出て、尾根上の道に変わる。
さらに1〜2分ほどで日月岩の上部付近。東側から南側が開けており、
矢祭山の奇岩群や久慈川、桧山、あゆの吊り橋などの眺めがいい。
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尾根上には登山道に準じたしっかりした踏み跡があるが、
真木野地区や谷地下地区からのコースへ迷い込まないように、地図とコンパスを確認しながら登りたい。
尾根上の道は、初めは右手が杉林で左手が雑木林に分けられているが、
暫くすると杉林の中の道へ変わる。NHKの標杭が目立つ。保守用に利用されているのだろうか。
矢祭山駅から50分ほどで400mピーク。ここには雷神社がある。
「明治十八(とり)年旧四月吉日」と彫られた石や「(梵文字)天道塚」と彫られた石があり、信仰の歴史を感じる。
梵文字は大日如来を表す種字(種子)である「バーンク」のように見える。
雷神社の場所からは西側の展望がいい。三角点のある山頂は展望はないので、大休止には400mピークの方がお勧め。
400mピークから登ってきた道を少し戻り、東側へ延びる踏み跡を下りて登り返すと山頂。
矢祭山とかかれた手書き看板と四等三角点、アンテナがある。
展望はあまりないが、小休止には十分な広さである。
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つつじヶ丘の西側に矢祭神社がある。
矢祭神社は八幡太郎義家が東征の折に戦勝を祈願して祀ったものといわれる。
時間があればお参りするのもいいだろう。
こちらから矢祭山山頂へ登るには、神社に向かって左手にある踏み跡をたどる。
途中、踏み跡が少々不明瞭になるが、着実に高度を稼ぎ尾根を目指せば大丈夫。
マムシがいるようなので十分注意のこと。
杉林の中を10分ほど登り、数本の古いテレビアンテナを過ぎると尾根に出る。
ここで前述の矢祭山駅前からのコースに出合う。
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