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登山口(参拝口)は何箇所かあるが、今回は林道「滝川西線」と「下関河内(しもせきごうと)線」の出合い付近の
参拝口から登り、山頂から表参道を下り林道「福住線」の参拝口へ降り、419mピークを踏んでから戻ってくる周回コースとする。
参拝口から杉林の中を少し登ると、ガレた枯れ沢を登るようになる。途中、適当な所で踏み跡を右に見送り左手の岩尾根へ取り付く。
通常のコースから外れるので気をつけて登る。
なお、踏み跡をそのまま登ると419mピークとの鞍部(福住林道近く)に出るが、今回は下りで利用することとする。
家族連れなどの場合は岩尾根へ取り付くこをはやめて踏み跡をそのまま進み表参道から登ることをお勧めする。踏み跡は気をつけないと見失い易いので注意。
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滑りやすい斜面を踏ん張りながら2〜3分登ると岩尾根に出る。眺望がとてもよく下関河内地区を見渡せる。
東側は切れ落ちて断崖となっているので注意。
灌木の根張りなどに注意しながら蟻の戸渡りともいわれる痩せ尾根を少し登ると、行く手をさえぎるような岩場となる。
トラロープが一本垂れているがいつも利用できるとは限らない。あまりあてにしない方がいいだろう。
岩の凸凹に手掛かりがあるので、滑落しないように慎重に登る。
登りきった所は少し足元にゆとりがあるので(怖さを感じない方は)ここでお弁当など広げてもいいだろう。
419mピークの奥(北西)には八溝山と高笹山の雄姿を遠望できる。
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小休止して眺望を楽しんだら山頂を目指す。
岩尾根の少し内側(西側)には踏み跡があり、山頂方向へ続く。
5分ほどで熊野神社の裏手に到着。とても立派な社殿である。
武勇の神を祀り八幡太郎源義家の伝説が残るが、佳老山自体が御神体のような感じがする。
元旦は初詣でに訪れる人も多いと聞く。地元住民から大切にされてきた熊野神社と佳老山である。
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熊野神社の社殿から南へ少し下り、少し上り返すと鐘楼跡。ここには三等三角点がある。
こちらの方が神社の建っている場所より少し標高が高いだろうか。
かつては富士山を遠望できたというが、今は桧林に遮られる。
南側に続く巾の広い道を下ると右手に大正天皇の御大典記念(即位記念)の石碑が建っている。
さらに日当たりのいい雑木林の中を少し下ると舗装された福住林道に出合う。
ここには参道の標柱と赤い鳥居が建っている。表参道ということで、こちらからの参拝者が大部分だろう。
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車道に出てから右手へ少し進むと小広い駐車スペースがある。
さらにヘアピンカーブの手前まで下ると、右手に419mピークへの踏み跡が確認できる。
ここで林道を離れ、踏み跡へ分け入る。
アンテナ施設の保守用にも使われているのだろうか、しっかりした道である。
50mほど進むと右手に踏み跡が分かれる。今回、下山で使う予定のコースである。
見過ごしやすいので注意。
時間に余裕があるので、下る前に419mピークに立ち寄ることとする。
419mピークはアンテナ施設が占拠しているが、眺望がいいので一本とるのもいいだろう。
佳老山の岩尾根もここからよく見える。先ほどの下山予定のコース分岐まで戻り、
小尾根の道を20分ほど下ると往路の参道(枯れ沢)に戻る。
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