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蓬田岳のふもとには「ジュピアランドひらた」( 平田村蓬田新田蓬田岳地内 TEL 0247-55-3535 )がある。
バーベキュー場、キャンプ場、ゲートボール、グランド、野鳥の森などがあり家族連れで楽しめる。
数年前、近くにオートキャンプ場( TEL 0247-55-3733 )がオープンし、露天風呂も楽しめるようである。
オートキャンプ場から少し入った所に蓬田新田登山口、登山口の50m程先にはジュピアランドひらたの管理棟と駐車場がある。
なお、参道ということを考えるとオートキャンプ場近くの一の宮の鳥居をくぐって登るのが良いのかもしれない。
[ 参考 ] 2009年、「ジュピアランドひらた」の近くに「道の駅ひらた」がオープン。
地元農産物の直売や蕎麦、地元特産のハバネロやアスパラのソフトクリームなどが人気。
登山の前後に利用してみてはどうでしょうか。
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登山口から頂上までは1時間程。登山口から5分程登ると鳥居があり、さらに少し登ると水場がある。
ここから先は尾根に上るまで、杉林と岩場の薄暗い急坂を縫うようにして登る。
降雨・降雪後はとてもすべりやすい箇所があるので足元には十分な注意が必要。
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山頂直下には菅船神社(菅布禰神社)がある。
第12代景行天皇の第二子である日本武尊(倭建命)が東国平定の際、蓬田岳に棲む水鬼と風鬼を討伐したときに建立されたといわれる。
南北に長く小狭い山頂には一等三角点とTVの中継設備がある。
1月〜2月、山頂〜山麓は20cm程度の積雪があることがある。スパッツがあれば心強い。
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視界はほぼ360度開けている。東〜北側には阿武隈の山々、北西側には吾妻連峰や安達太良連峰、
磐梯山などの奥羽山系の山々、西側には那須連峰などを遠くまで見渡せる。
展望シミュレーションによると条件が良ければ215度前後の方位に富士山を望見できるかもしれない。
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養豚場の脇を少し奥に入ると田母神登山口。田母神(糠塚)コースは途中一般コースと上級コース(岩登りコース)に分かれるが、
上級コースを少し登った所には水場もある。
くじら岩、モスラの背骨、モスラの頭、モスラの鼻抜け、モスラのろっ骨(洗濯岩)、
二体の仏像(陽陰の文字が見られるので、日光菩薩と月光菩薩と拝察)などを楽しみながら山頂に到る。
※なお、田母神登山口付近からは送電線の鉄塔下を通りジュピアランドひらたへを経由する周遊コースを選択することも可能。
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蓬田岳南西側の下蓬田地区から細い舗装された車道を進み、打違内(うっちない)地区を抜けた沢又地区に登山口がある。
こちらはジュピアランドひらた側のコースとは異なり、雑木林の中の明るい登山が楽しめる。 |
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蓬田岳の西側の舗装された細い道を上りきった峠にあるのが沢又登山口。
駐車スペースは1〜2台がやっとである。ここの峠からの眺めもいい。
こちらも下蓬田登山口からのコースと同様、雑木林の中の明るい登山が楽しめる。
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沢又登山口から登山道を少し登った所に、銭神(ぜにがみ)登山口への分岐の案内板がある。
送電線保守用の道で、下草が刈りはらわれた後などは歩きやすいかもしれないが、
普段は踏み跡も少なく少々荒れていることが多い。小沢沿いの歩きもある為、防水性のいい靴も必要。
また、民家の近くを通るのでマナーには十分配慮したいもの。
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ジュピアランドひらたの芝桜は4月下旬から5月中旬が見頃。他にも4月〜10月頃まで、
一見するとあまり目立たないがよく見ると登山道脇には様々な草花が咲く。
※芝桜祭り開催中はジュピアランドひらたの駐車場は有料となるのでご注意ください。
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探検コースは2009年(平成21年)に大規模に整備されたコース。
東京スカイツリーと同じ標高で知られる展望デッキ(ジュピアランドひらた634)から登り始める。
10分ほどでベンチが見えてくるので小休止。ベンチから5分ほどで権現沢。
探検コースの詳しい地図が設置されている。斜面が広く伐採されており北東側の眺望がいい。
ここから長い階段を登っていく。階段を登り終えても、その先に延々と木段が続く。
権現沢から45分ほどで山頂の通信施設の脇に出る。
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