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いわき市大久町で県道35号線から三森林道(県道247号「片倉末続停車場線」)へ入る。
近くには谷地温泉(谷地鉱泉)や化石の発掘体験なども出来る
いわき市アンモナイトセンターがあるので立ち寄ってみるのもいい。
大久地区はアンモナイトなどの化石がよく発掘され、首長竜として有名なフタバスズキ竜も近くの入間沢(いわき市海竜の里近く)で発掘された。
三森林道の入口近くには筒木原不動尊といわき市の保存樹木に指定されているご神木のしだれ桜がある。
アカヤシオの花の時期とほぼ同じ4月中旬頃が見頃となるので立ち寄ってはどうだろうか。
筒木原不動尊近くの不動滝も清々しくていい。
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三森林道入口の手前には筒木原不動尊駐車場と三森山登山案内板がある。
登山口に数台は駐車可能だが体力と時間に余裕のある方は三森林道途中にも数箇所駐車
スペースがあるので、そこに車を置き三森渓谷も歩いて楽しんでいただきたい。
但し、三森林道は土日はオフロード車やオフロードバイクが結構行き交うので注意。
番屋橋を過ぎると道が狭くなり、落石の危険がある荒れた道になる。
三森林道途中には水場(みつもり天然清水)があるのでここで補給しておきたい。
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三森林道沿いの大久川の清流は登山口までの退屈を和らげる。三森渓谷とも呼ばれる
この流域では週末にバーベキューやキャンプをやっている家族連れを時々見かける。
夏場は冬虫夏草などのめずらしい菌類も見られるので、興味のある方は探してみてはいかがだろうか。
大久川に架かるアカヤシオ橋を渡り終わった所の左手から険阻な岩尾根を登り始める。
この橋は2002年4月に架けられたが、橋ができるまでは飛石伝いに渡らねばならず、
大久川の水量によってはここで靴を濡らしてしまうこともあった。
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登山口からいきなり急登で始まり着実に高度を稼ぐ。落石には十分注意したい。
4月はイワウチワの群落やアカヤシオ(一部にはシロヤシオ)が見事。
途中の蟻の戸渡り(痩せ尾根)には大岩と社がある。
この辺まで登りがきつい。他にもスミレや常緑樹のアセビの花なども楽しめる。
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大岩を過ぎてしばらくすると緩い登りとなるが直ぐに急登となる。急登を終えるとピークに出る。
北西側(右)には踏み跡があり猫鳴山、屹兎屋山、二ツ箭山へと続くが、
ここではそれとは逆の南東側(左)に向きを変え10分程で山頂。小さな社と月山神社の石碑、三等三角点の標石がある。
山頂は狭いが東側が開け太平洋の眺望を楽しめる。葉の落ちている時期はもう少し展望が広がり、北側に五社山などを枝の間から垣間見ることもできる。
山頂からは南側へ降りて一盃森溜池(ダム)や千軒平溜池(ダム)側の登山口へ出ることも可能。
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筒木原不動尊駐車場を過ぎると三森林道と洞滝ノ尻林道の起点。
ここから洞滝ノ尻林道(延長2086m)を進む。筒木原不動尊駐車場から40分ほど歩くと洞滝ノ尻林道の終点。ここで洞林道と出合うので右折(西進)する。
5分ほど歩くと舗装路から砂利道に変わる。3分ほど歩き左後方へ一盃森溜池への砂利道を見送り、さらに15分ほど歩くと登山口(洞林道終点)。
洞林道終点から30分ほど沢沿いのコースを登ると千軒平溜池からのコースと出合う。ここから尾根を北進すると40分ほどで三森山山頂。
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新八茎鉱山(玉山鉱山)からの林道や二ツ箭山からの林道を利用すると千軒平溜池に着く。
登山口は千軒平溜池の北端部から林道の砂利道を60mほど進んだ所。
赤布やピンクテープが登山口の目印となるが、分かり難いので注意したい。
川を渡渉して杉林の中を登り始める。踏み跡があるが、ここも分かり難いので赤布やピンクテープを参考にしたい。
急な登りで高度を稼いでいくと赤松が目立つようになる。
登山口から30分ほどで、三森山山頂と筒木原(一盃森溜池)方面の分岐点。
分岐点から40分ほどで山頂に至る。
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