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国道349号線川俣町大網木地区からさらに東和町方面へ少し南下した不動坂付近(看板あり)より
林道を南東に1km程入ったところが登山口。
正面が「猿の首取りコース」(通常コース)、右手が「石尊神社コース」(上級コース)。
石尊神社コースは猿の首取りコースよりも急登が多い。
今回は、石尊神社コースを上り、猿の首取りコースを下りとした。
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登山口から1時間ほどで石尊神社が見えてくる。ここまで来ると山頂は一投足。
登山道脇には高山植物が咲き疲れを忘れさせてくれる。
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三等三角点のある山頂は小広く芝で覆われている。ツツジやスズランが地元の方々により植えられており花の時期(5月)はきれい。
展望は南西側〜北側が開けており手前には幡祭りで有名な木幡山、遠くには吾妻連峰や安達太良連峰、那須連峰、蔵王連峰などを望むことが出来る。
[ 参考 ] ■2001年1月に10kmほど南の麓山(羽山)の山頂から
富士山が確認されて「富士山の見える北限の山」となったが、
麓山より北で可能性が残されているのは、ここの口太山と北東方向7kmくらいに位置する花塚山。
■「カシミール3D」によるシミュレーションによると、富士山の方角は215度前後(八溝山と茶臼岳の中間くらい)と思われる。
12月〜2月頃の空気の安定した透明度の高い日が適期。
写真撮影するには最低でも35mmカメラ換算で300mmくらいの望遠レンズとしっかりした三脚が必要ではないだろうか。
カシミール画像は35mmカメラ換算で35mm、300mm、1000mmの場合。
興味のある方は富士山を遠望できる福島県内の山々もご参考にどうぞ。
[ 追記 2017.1.21 ] 川俣町の菅野さん(58)と斎藤さん(69)、宮城県丸森町の大槻さん(58)のグループが、
花塚山の山頂から富士山の撮影に成功した。
2017年1月16日に日本地図センターが富士山に間違いないことを発表した。
菅野さんが2016年11月26日午前7時ごろに撮影した写真や
過去にグループが撮影した日付の異なる数枚の写真を日本地図センターが地図アプリ「カシミール3D」で確認した。
グループは2010年から撮影に挑戦し、11月26日は菅野さんにとって55回目の挑戦だったという。
(1月17日付の毎日新聞、福島民報、福島民友より)
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山頂で眺望を楽しんだら「猿の首取りコース」(通常コース)を下る。
その昔、山陰中納言という方がこの山で猿に化けた山賊に襲われた時、
突然白鹿があらわれ命を救ったが、その時猿の首を取った所が「猿の首取」、
中納言が隠れた岩穴が「乳子岩」、猿が滑り落ちた滝が「猿滑りの滝」と云われる。
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二本松市側は夏無沼近くに登山口がある。
口太山トンネル近くから林道「笹ノ田大沢」線に入る。
舗装された林道を3km弱進むと「見晴らし台」。南側の展望が良い。
「見晴らし台」から500mほど進むと夏無沼と出合う。駐車場の他、キャンプ場やバンガローなども整備されている。
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夏無沼から100mほど進むと右手に「わんぱく広場」が見えてくる。
車道を挟んでその向かい側に大きな駐車場がある。
駐車場から指道標に従い北進する。100mほどで登山道を示す石碑が置かれている。
ここで林道の支線へ入る。少し登っていくと記帳台が設置されている。記帳台から50mほどで西口登山口。
ここからさらに800mほど東進すると南口登山口。
今回は西口から上り、南口へ下ることとする。
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西口登山口からなだらかな登山道をゆっくり15分ほど登ると南口コース分岐。
途中、休憩ベンチが何箇所か設置されている。南口コース分岐からは3分ほどで山頂。
山頂で大休憩したら南口登山口へ下る。南口登山口からは広い林道を西進して駐車場へ戻る。
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