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麓にある二岐温泉は開湯1200年の歴史のある温泉。
宿は10軒弱ほどで渓流沿いに露天風呂をもつ宿もある。
渓流の二岐川は岩魚や山女が連れるので遊漁期間中は釣り人で賑わう。
登山口はこの温泉から林道を3Km程行った所にあるが、所々落石などで荒れているところがある。また春先は残雪で通れない。
登山口の1Km程手前には水場、300m程手前には御鍋神社への入口がある。(神社本殿へは二岐川へ150mほど下る)
[ 参考 ] 御鍋神社はその名前の通り御神体は鍋だそうである。
昔ここに隠れ住んだ平家の落人が追手が来ると大鍋に隠れて命拾いしたと云い伝えられる。
何の因果かその大鍋は源氏の祖ともいわれる八幡太郎義家(源義家)がここに残したものとも云われる。
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登山口を入るとミズナラやあすなろの樹林の中、いきなり急登となる。
1時間ほど登ると急登が一段落し「ブナ平」と呼ばれる湿地に変わり、
視界が開けてくる。ここからは林床に笹薮が多くなり、ブナ林へと変わる。
サラサドウダンやアズマシャクナゲが多くなってくると山頂(男岳)も近い。
山頂には柱標と三角点がある。
[ 参考 ] ブナ平はブナの原生林が大量に伐採されたが、
昭和40年頃に地元の方々の反対で中止になった経緯があるらしい。
伐採される前はさぞ見事なブナ林だったことだろう。
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眺望絶佳。山頂からは360度の見事な展望を楽しめる。
南には那須連峰、北には大戸岳や小野岳が位置し、さらに遠くには飯豊連峰や磐梯山を指呼できる。
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