■ |
夏出バス停より滝登山口まで徒歩だと1時間程を要する。
夏出バス停の100m程先には「新奥の細道」の案内板があるので確認したい。
滝の集落を抜けた所にある弘法清水は弘法大師がその昔ここに泉を湧かせたと言い伝えられる清水。
水量も豊富で今も滝集落の飲料水や灌漑水に用いられている。
休日などはペットボトルなどに水を汲む人々で混雑する。
滝林道の終点まで進むと「安積山ハイキングコース登山口」とある。ここが滝登山口である。
滝登山口手前には駐車スペースがあり、普通車であれば7〜8台は駐車できる。
|
■ |
明るい尾根に出ると熱海登山口からのコースと出合う。
登山者の多い人気コースだけあって、道は明瞭で歩きやすく分岐点には案内板もあり分かり易い。
何度か軽いアップダウンを繰り返し、低木帯に変わると間もなく山頂。
10月上旬、少し名残り咲き気味のヤマニガナやオヤマボクチ、紅葉気味のカエデが美しい。
オクトリカブトは日差しの強いところだけに頭を垂れていない茎のしっかりした直立性のものが多かった。
|
■ |
山頂直下までくると視界が広がり安積平野を眼下に見渡せる。
6月上旬はツツジの花が見事なので是非訪れて欲しい。
山頂は小広く360度の大パノラマが待っている。
但し、ここは風の通り道となっており強風が吹き荒れることが多いので注意が必要。
|
■ |
北西には猪苗代湖や磐梯山、北には川桁山や吾妻連峰・安達太良連峰、南には那須連峰や甲子連峰、東には阿武隈山地を望むことができる。
今まで登った山、これから登る山に思いを馳せるのもいい。
|
■ |
時間と体力に余裕があれば、大将旗山や御霊櫃峠へ足を延ばすのもいい。
縦走コースの開放的な雰囲気を手軽に味わえる。
山頂を下って間もなく、1006mピークとの鞍部に「水 ちーと下」の看板がある。
80m(標高差にして40m)ほど下に降りていくと小沢に出合う。
縦走路の貴重な水場だが、水量が少ないのであまりあてにしない方がいいだろう。
|
■ |
JR「磐梯熱海」駅の直ぐ西側の踏切(福島交通「新熱海」バス停近く)から南に延びる林道を進む。採石場があるためダンプが行き交い少々埃っぽい。
車で5分程度(歩くと1時間前後だろう、夏場は避けたい)、距離にして3Kmくらい南進すると
Y字路に「安積山ハイキングコース」の看板が見えるので、左方向に10mほど進むと右手に熱海登山口がある。
駐車スペースは1〜2台程度しかない。
登山道は比較的幅が広く、頭上の開けた植林帯の中を進む。(真夏などは少々日差しが暑いだろう。)
2万5千図では尾根上にルートがあるが、少々南側の山腹をトラバースするようなルートとなっているので気をつけたい。
東側が開けており、郡山市街地とその先に阿武隈の山々を望める。
|
■ |
暫く進み小沢を渡ると薄暗い杉林に変わる。途中、夏出方面からの林道と出合い、50m程林道を歩くと林道を離れまた登山道に戻る。
ここには車1台程度の駐車スペースがあるので急ぎの時に車をデポできるだろう。
小沢を2度渡って「山頂まで2.1Km」の看板を過ぎた辺りから進路を西へ変え、尾根道となる。
間もなく滝登山口からのコースと出合う。山頂まで残り1.6Kmである。
|