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馬場バス停が廃止となったのでマイカー利用が便利。馬場地区に大きな登山口案内板がある。
案内板に従い、農道「馬場」線を入り真っ直ぐな坂を少し上ると右側に大きな駐車場がある。駐車場の少し上部までは舗装されている。
駐車場から指道標に従い一盃山を仰ぎ見ながら登り始める。最初は広い道だが直ぐに杉林の中の薄暗い上りに変わる。
登山口から30分ほどの所からは雑木林となる。随所に指道標があるので迷うことはない。
厳寒期でも積雪はそれほど多くないので手軽にスノーハイクを楽しめるが、スパッツはあった方がいいだろう。
「音の岩まで1km」の指道標が立っている所で深沢清水を右に見送り左へ進むと、直ぐに初級コースと上級コースに道は分かれる。
初級コースは道幅が広く斜度も緩やか、上級コースは道幅が狭く少し急傾斜の岩場を通る。
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初級コースと上級コースは黒甫林道の直下で合流する。黒甫林道に上がった所で南側を振り返ると蓬田岳の端正な山容を望むことができる。
蓬田岳の雄姿を堪能するにはとてもいい場所かもしれない。宇津峰山の眺めもいい。
林道を30mほど進むと山頂の指道標があるので林道を離れ右手斜面に分け入る。指道標は小さく分かり難いので注意。
急登となるがナラやクヌギ、ブナなどの快適な雑木林の中を15分ほど登れば「大志の広場」。一盃山の山頂である。
団体登山でも問題ないほど広い。簡易トイレも設置されている。
暖かい日などは日がな一日、家族連れでのんびりするのもいいだろう。
「大志の広場」から指道標に従い東へ3分ほど行くと「音の岩」。
その名の通り、露岩部で強めに足踏みすると振動音が響く。
眺望もよく、鞍掛山や黒石山、高柴山、日影山、大滝根山など多くの阿武隈の名山を指呼できる。
[ 参考 ] 「大志の広場」には「一盃山山頂」の標柱が立っているが、三角点のある場所は300m程北にある。
特に指道標はないが郡山市と小野町の境界に続く土塁に沿って踏み跡を7〜8分ほど歩けば、藪の中に三角点の標石を確認できる。
一盃山の標高としてこの三角点の標高を採用し855.8mとしているが、最高点(大志の広場)の標高は860mを少し超える。
福島盆地や吾妻連峰の眺望も得られるので、興味のある方は立ち寄ってはいかがだろうか。(最新情報は要確認)
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「音の岩」で眺望を十分堪能したら、黒甫登山口へ下る。登山道は最初は急で滑りやすいので注意。
笹薮も多く肌を傷つけ易いのでいので夏場なども服装は長袖の方が無難かもしれない。
音の岩から40分程度で黒甫登山口。黒甫登山口から上る場合は、
案内板を見過ごしやすいので注意。近くにある営林署の看板と駐車スペースが目印となる。
黒甫登山口へ出たら舗装道路を歩いて馬場登山口を目指す。
三叉路の角には黒甫登山口と馬場登山口の指道標が建っている。
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