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90年代にリゾート施設として開発されたアルツスキー場の中を縫うように磐梯山ゴールドラインを車で登っていく。
途中、猪苗代湖や滑滝、とび滝などを望めるポイントを通過し、八方台駐車場に車を止める。
八方台には磐梯山へ手軽に登れる登山口もあるため休日やハイシーズンは磐梯登山の人々で賑うが、猫魔ヶ岳方面は比較的静かな登山が楽しめる。
※ゴールドラインは11月中旬〜4月下旬は通行止めとなるので注意してください。
[ 追記 2014.08.17 ] 磐梯吾妻スカイライン、磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻レークラインは、
2013年7月24日に償還終了し、通行無料(一般道)となっています。
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登山口は駐車場の北西端にある。ブナ林の中を森林浴を楽しみながら気持ちよく登ることができる。
頂上付近にはアルツスキー場のリフト降場があり、冬場の活況と対照的な静寂を感じることが出来る。
登山道には指道標も整備されているので迷うことはない。
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山頂直下は少々急登となっているがそれほど長くは続かない。
露岩した小狭い山頂のすぐ近くには一等三角点も置かれ、磐梯山や猪苗代湖、裏磐梯の桧原湖を初めとする湖沼群、
気象条件が良ければ遠くに吾妻連峰や飯豊連峰を望める。
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猫魔ヶ岳山頂から20分程歩くと化け猫伝説を彷彿させる猫石がある。
ここからは雄国沼の全景とそれを取り巻く外輪山の雄国山や古城ヶ峰、厩岳山、猫魔ヶ岳を一望に出来る。
特に雄国沼の眺めは猫魔ヶ岳山頂よりもここからの方が間近にはっきりと見えるのでぜひ立ち寄っていただきたいお勧めの場所である。
また、猫石から南には厩岳山と金沢峠へ通じる登山道もあり、外輪山を周遊するコースも選択できるので時間と体力に余裕がある方は足を運んでいただきたい。
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猫石から北西方向へ40分弱程歩くと雄国沼の北側を通過する。
コンクリート造りの排水講があるのでそこに架かる橋を渡り堰堤部分(百間土手)を5分程歩くと休憩舎に到着する。
現在の休憩舎は平成12年に避難小屋を兼ねた鉄筋コンクリート造りのものから木造のログハウス風の建物に改築されたもの。
休憩舎の裏手には水量の豊富な水場がある。
※近年建てた休憩舎は新しいにもかかわらず内部やトイレの汚れが目立つようになりました。
マナーを守って利用したいものです。
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植物の植生は大きく雄国沼の外輪山、雄国沼周辺、雄国湿原で違いを見せるが、いずれも植物の宝庫で春〜秋にかけて様々な植物が花を咲かせる。
特に雄国沼は尾瀬に近い植生分布があり、6月はミズバショウやアヤメ、7月はニッコウキスゲ、8月はオゼミズギク、9月はエゾリンドウが花を咲かせる。
(ニッコウキスゲは当たり年とそうでない年があるので事前に確認のこと。)
※雄国山や厩岳山のページも参考にしてください。
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ギンリョウソウ 花期:7月 |
ハクサンシャクナゲ 花期:6〜7月 |
ゴゼンタチバナ 花期:7月 |
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ムシカリ (オオカメノキ) 花期:6月、果期:8〜9月 |
ツクバネソウ 花期:7月 |
エンレイソウ 花期:5〜6月、果期:7〜8月 |
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ヤマユリ 花期:7〜8月 |
シシウド 花期:8〜9月 |
ヤマハハコ 花期:8月 |
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ヤマホタルブクロ(赤) 花期:8月 |
ヤマホタルブクロ(白) 花期:8月 |
ジャコウソウ 花期:8〜9月 |
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ツルリンドウ 花期:8〜9月 |
ゲンノショウコ 花期:8〜9月 |
ツリフネソウ 花期:7〜8月 |