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会津若松市から大川(阿賀川)沿いを走る国道121号線を南進し湯野上温泉を少し過ぎると、
右手に中山風穴公園入口と書かれた標柱が立っている。ここが金塚山ウォーキングコースの湯野上温泉口である。
脇道に入ってすぐの広場には、地元の小学生の皆さんが製作した案内図と足湯施設がある。
広場の脇にある鳥居をくぐり長い石段を登りつめると、湯野上温泉神社。
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湯野上温泉神社の裏手に延びる舗装路を登っていくとすぐ車道に出合う。
ここに中山登山道(金塚山)北コースと書かれた看板が立っている。ここを北登山口という場合もある。
ここから階段が整備されているので登っていく。左手は畑である。
6月下旬、下草が少々伸びて藪っぽいが、直ぐに杉林に変わる。
指道標もしっかり整備されている。
道沿いには字書き虫(ハモグリムシ)が成長する過程で葉っぱにつけた跡が目立つ。
その線だが、初めは細いが幼虫が成長するにしたがって太くなるという。
1時間ほど登ると主尾根に上がり、南コースと出合う。
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南コースを右に見送り左へ曲がる。快適な尾根道である。
オオオバボタルが1匹、葉の上で休んでいた。
ホタルの成虫は二週間ほどの寿命という。一期一会の出合いである。
山頂手前のピークでは通信施設があり、ここからは小野岳の眺望が見事。
日本百低山にも選定されている円錐形の美しい山である。
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通信施設の建っているピークから少し下って登り返すと山頂。
中山(金塚山)と書かれた看板と三等三角点がある。
山頂からは大戸岳と二岐山、小白森山の眺望がいい。
山頂の東側は崩落しているので不用意に近付かないようにしたい。
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帰りは南コースを通って下山する。山頂から尾根道を下り、途中で先ほど登ってきた北コースを右に見送って直進する。
中山中継所とかかれた建物の所で、進行方向は北向きに70〜80度変わる。
200段くらいあるだろうか、長い階段を下ると弥五島地区からの林道と出合う。駐車スペースがあり、ここを南登山口と呼ぶこともある。
指道標に従ってここから林道を左手に進み中山風穴の第6指定地を目指す。
林道は途中からコンクリート舗装に変わる。やがて東屋が見えてくると、第6指定地である。
6月下旬、オオタカネバラの花は終わり果実が生っていた。見ごろは5月下旬〜6月上旬という。
ヤナギランはちょうど見ごろだった。
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第6指定地の所は三差路となっている。弥五島口への道を右に見送り左へ進む。
風穴はこの先第5〜第1まで逆順に続く。貯蔵庫跡や冷風体感施設では冷気が気持ち良い。
エアコンや冷蔵庫の使用が当たり前となっている今日であるが、先人の優れた知恵を再認識させられる。
駐車場近くには展望台があるが、眺望は石柱の丘に譲る。
家族連れの方はいこいの広場でお弁当を広げるのもいいだろう。
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塔のへつり近くの国道沿いに金塚山ウォーキングコースの弥五島口がある。少々判り辛い。
道幅が狭く離合困難であるがゲートまでは400mほどは車で入れる。ここにも指道標が立っている。
ゲートからコンクリート舗装された作業道を10分ほど登ると第6指定地に出る。
第6指定地から左へ20分ほど歩けば南登山口。南コースで山頂に至る。右へ行けば前述の中山風穴公園の第6指定地から第1指定地を逆順にたどり、
貯蔵庫跡や冷風体感施設、あじさいロードを経て湯野上温泉神社(湯野上温泉口)である。
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